文:横田和彦、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
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ヤマハ「NMAX155 ABS」各部装備・ディテール解説

凝縮された「かたまり感」のあるデザインがライダーを包み込むような力強さを演出、走行時の安定感と一体感をもたらす。

前後13インチタイヤのコンパクトな車格を尊重しながら、スポーツコミューターである「MAXシリーズ」らしさを磨き上げたフォルムは、ライバルとは一線を画す造形。

上下2眼のプロジェクター式LEDヘッドランプ、両端に向かってワイドに伸びるLEDポジションランプを装備。独特のフロントマスクを演出する。

3.2インチLCDディスプレイを上に、4.2インチカラーTFTディスプレイを下にセット。走行モードも2種類が選択可能だ。

左スイッチボックスの「SHIFT」ボタンを使って3段階でCVTの減速比を調整できる「YECVT」を装備。マニュアル感覚で走りを楽しめる。

可変バルブタイミング機構のVVTのほか、SMG(スマートモータージェネレーター)とスタート&ストップシステム機構も搭載。

フロントフォークは柔らかい方向にセッティングを施し、重量物の積載時や大きなバンプを乗り越えた際の快適性を向上している。

リアショックは2021年モデルからストローク量を5mm延長し、減衰特性を調整。乗り心地と路面追従性の向上に貢献している。

ホールド性に優れたシートは肉厚で座り心地も上々。前端部の形状を巧みに絞り込んで、足つき性の向上にも配慮している。

シート下トランクは約23L容量でヘルメットを収納可能。オープン状態をキープできるストッパーも装備し、利便性を高めている。
ヤマハ「NMAX155 ABS」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 1935×740×1200mm |
ホイールベース | 1340mm |
最低地上高 | 125mm |
シート高 | 770mm |
車両重量 | 135kg |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 155cc |
ボア×ストローク | 58.0×58.7mm |
圧縮比 | 11.6 |
最高出力 | 11kW(15PS)/8000rpm |
最大トルク | 14N・m(1.4kgf・m)/6500rpm |
燃料タンク容量 | 7.1L |
変速機形式 | Vベルト式無段変速 |
キャスター角 | 26°00′ |
トレール量 | 98mm |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-13M/C 48P・130/70-13M/C 63P |
燃料消費率 WMTCモード値 | 46.4km/L(クラス2・サブクラス2-1)1名乗車時 |
製造国 | インドネシア |
メーカー希望小売価格 | 45万9800円(消費税10%込) |
文:横田和彦、オートバイ編集部/写真:南 孝幸