文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
▶▶▶写真はこちら|ヤマハ「YZF-R25」2025年モデルの全体・各部・走行シーン(21枚)
ヤマハ「YZF-R25 ABS」各部装備・ディテール解説

YZF-Rシリーズの最新デザイントレンドを取り入れて、スーパースポーツらしいたたずまいと、スポーティでクールな印象を際立たせている。

2019年登場の前モデルよりロングノーズ化され、インテグレート・ウイングレット、テールウイング、ヒートアウトレットなどの空力デバイスを各部に配置している。

センターのM字型ダクト内にLEDプロジェクターヘッドライトを埋め込んだ顔つきはYZF-Rシリーズの最新のデザイントレンド。LEDポジションランプは左右2本ずつ備わり、今回からクラッチレバーの形状も変更された。

モノクロ反転液晶メーターは、シフトアップインジケーターやギアポジション表示を装備。 専用アプリを介したスマホ連携も可能。

メーター左にはUSBソケットを標準装備。スマホやナビなどの装着が増えている昨今、こうした給電装置の採用は嬉しいポイント。

249ccDOHCツインはアルミ鍛造ピストン、オールアルミ製DiASilオフセットシリンダーなど最新技術を投入。パワーは35PSで従来通り。

三角デザインのサイレンサー形状自体は従来モデルから変わらない。YZF-R25はステップのヒールプレートが穴あきタイプとなる。

Φ37mm倒立フォーク、2ポットキャリパー、軽量アルミホイールなどの装備は変更なし。タイヤはIRC製のロードウィナー。

スイングアームを長く取って、高い路面追従性を発揮するレイアウトも踏襲。モノクロスサスペンションもそのまま継承されている。

シート高は780mmで変更はないが、シート幅を左右で最大6mmずつ、サイドカバーを左右13mmずつスリム化し、足つき性を向上した。

テールカウルもリアキャリアの装着を想定してゴムカバーを備えた新作。前後ウインカーは細身のLEDを採用する。
ヤマハ「YZF-R25 ABS」写真・動画
YAMAHA YZF-R3/R25 2025 ニューカラー
www.youtube.comYZF-R3/R25 デザイナーインタビュー
www.youtube.comYAMAHA R25/Infusing "R-DNA"
www.youtube.comヤマハ「YZF-R25 ABS」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2090×735×1140mm | |
ホイールベース | 1380mm | |
最低地上高 | 160mm | |
シート高 | 780mm | |
車両重量 | 169kg | |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒 | |
総排気量 | 249cc | |
ボア×ストローク | 60.0×44.1mm | |
圧縮比 | 11.6 | |
最高出力 | 26kW(35PS)/12000rpm | |
最大トルク | 23N・m(2.3kgf・m)/10000rpm | |
燃料タンク容量 | 14L(無鉛レギュラーガソリン指定) | |
変速機形式 | 6速リターン | |
キャスター角 | 25°00′ | |
トレール量 | 95mm | |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク | |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-17M/C(54S)・140/70-17M/C(66S) | |
乗車定員 | 2名 | |
燃料消費率 WMTCモード値 | 26.5km/L(クラス3、サブクラス3-2)1名乗車時 | |
製造国 | インドネシア | |
メーカー希望小売価格 | 69万800円(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸