文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝/モデル:平嶋夏海
ホンダ「レブル250 Sエディション Eクラッチ」ライディングポジション・足つき性
シート高:690mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg


ハンドルは左右端Φ22.2mmのテーパータイプとなり、手の小さい人でも握りやすくなった。シートは内部のウレタンを高反発化して快適性をアップ。690mmのシート高とスリムなフレームが生む抜群の足つき性は従来から変わらない。
シート高:690mm
ライダーの身長:154cm


ホンダ「レブル250 Sエディション Eクラッチ」各部装備・ディテール解説

今回の試乗車はビキニカウルやフォークブーツを備えたSエディション。MT車はスタンダードのみに設定され、SエディションはEクラッチ仕様のみとなる。

基本フォルムは2017年のデビュー時以来変わらない。スリムな車体にワイドサイズのタイヤを組み合わせ、ワイルドさと存在感を強調する。

Sエディションはコンパクトなヘッドライトカウルを標準装備。STDオーナーでも単品1万8150円で購入することが可能だ。

ハンドル幅は片側で8.9mm短くなり、少し絞った形状になった。マウント位置も上方に5mm、手前に6.5mm移動して取り回しが向上。

Φ100mmの丸型メーターはこだわりのアイテム。Eクラッチ車には作動インジケーターと、シフトダウンを知らせる機能も備わる。

CBR250R譲りのシングルユニットは26PSで、軽快な走りに貢献。Eクラッチシステムも違和感なく馴染んでいる。

2個のモーターを使用したアクチュエーターでクラッチ操作を行なう仕組みはCB650Rと同じだが、カバーを新作して張り出し量を減らしている。

Φ41mm正立フォークはワイドピッチで、フロントタイヤは130サイズという太いもの。Sエディションはフォークブーツを標準装備

Sエディションは前後ホイールをブロンズ仕上げとして上質感も演出。今回の試乗車の装着タイヤはIRC製のGS-23。

シートはフォームを見直した高反発仕様で乗り心地を向上。Sエディションはダイヤモンドキルト調のワディングが入る豪華仕様。

今回リアフェンダーを樹脂製に変更。オーバル形状のテールランプとクラシカルなデザインのウインカーは2020年からLED化された。