かねてから噂になっていた“エフ”がついに帰ってきた! モーターサイクルショー2025でホンダが急遽発表したこのCB1000Fコンセプトは、往年の名車・CB750FのDNAを受け継ぎながら、最新の技術で生まれた「新世代のエフ」。その詳細に迫ってみよう!
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝

ホンダ「CB1000F コンセプト」開発者インタビュー

画像: 原本貴之 氏(LPL) 本田技研工業株式会社 二輪・パワープロダクツ事業本部 二輪・パワープロダクツ開発生産統括部 商品開発部 商品開発課 アシスタントチーフエンジニア

原本貴之 氏(LPL)

本田技研工業株式会社 二輪・パワープロダクツ事業本部
二輪・パワープロダクツ開発生産統括部 商品開発部 商品開発課
アシスタントチーフエンジニア

「エフ」を知らない人にも気負わず楽しめる1台です

「開発にあたって、実は最初から“現代版のエフ”を造ろう、と決めていたわけではなかったんです。次世代のフラッグシップとなるCBって何だろう、というテーマで、候補となるデザインを5~6種類制作し、その中から最終的に選ばれたのがこのFコンセプトだったのです。ですから、このバイクは2020年のCB-Fコンセプトとは別のバイク、ということになります」

そう語るのはCB1000FコンセプトのLPL(開発責任者)を務めた原本さん。CBシリーズの次世代を担うバイクとして、開発陣がベースに選んだのはCB1000ホーネットだった。

「ただ、ホーネットはダイナミックな走りを楽しむストリートファイターですが、このCB1000Fコンセプトはキャラクターが少し違います。開発時のテーマは『ベストバランス・ロードスター』。もちろんスポーツ性能も十分なものを備えていますが、気負うことなく楽しめて、ちょっとお出かけするのにも乗っていきたくなる、そんなキャラクターのバイクを目指しました」

構えることなく、ピュアに走りを楽しむロードスター。とはいえ“エフ”らしさもしっかり追求されているのも大きな魅力だ。

「かつての“エフ”を知る方にも納得していただけて“エフ”を知らない方にも楽しんでいただけるようなバイクにしたい。そんな想いで開発しました。メガホンマフラーは外観にも音にもこだわり抜いて開発したパーツですし、個人的には右後ろ、やや下から眺めたときが一番カッコいいバイクだと思っています。いまはまだ詳しくお話しできないんですが、皆さんぜひ楽しみにしていてください!」

ホンダ「CB1000F コンセプト」動画・写真

画像: 【世界初公開!!】ホンダ 「CB1000F コンセプト」を隅々までチェックしてきた! www.youtube.com

【世界初公開!!】ホンダ 「CB1000F コンセプト」を隅々までチェックしてきた!

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文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝

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