まとめ:オートバイ編集部
カワサキ「ZRX1100」の系譜
GPZ1100/1995年

発売当時価格:86万9000円
「スポーツとツーリングの融和」をコンセプトに開発された、カウルを備えるスポーツツアラー。低回転からでもスムーズに噴け上がる特性や、ゆったりとした乗車姿勢、高い防風性能からツーリングユースとして人気を博した。ZRX1100はこのモデルと同系エンジンを搭載し、異なる方向性に仕立てられた。
ZRX1100/1996年

発売当時価格:94万円
1980年代に大人気となったZ1000R“ローソンレプリカ”のスタイルを巧みに再現したスポーティなビッグネイキッド。コンパクトなサイズと力強いZZ-R1100ベースのエンジンは軽快な走りを可能にした。
ZRX1100 II/1996年

発売当時価格:92万円
ZRX1100からビキニカウルを取り外したオーソドックスなネイキッドモデル。6ポットキャリパー、トラススイングアームなどの基本構成は共通だ。
ZRX1200R/2001年

発売当時価格:96万円
排気量が1164ccにアップし、メッキシリンダーやK-TRIC付きのCVK36Φキャブレターを採用した新型エンジンを搭載。フレームの改良や、楕円断面トラススイングアームの採用でスポーツ性能が大幅に向上している。
ZRX1200S/2001年

発売当時価格:99万円
ZRX1200Rをベースに、マルチリフレクターデュアルヘッドのハーフカウルを装備したツアラーモデル。エンジンやシャシー構成はRと共通。メーターは専用品で独特なアナログ3連タイプを採用。
ZRX1200 DAEG/2009年

発売当時価格:112万円(ツートーンカラーは114万円)
日本専用モデルとなり、市街地や峠道など日本の道路環境に合わせて大幅改良。FI化された新エンジンは最高出力110PSを発揮し、そして剛性バランスに優れたシャシーでスポーツ性も大きく向上した。2016年9月発売のファイナルエディションまでその歴史は続いた。現在でも中古車市場で人気を博している。
まとめ:オートバイ編集部