1990年に発売されたカワサキ「ゼファー750」。この記事では同車と、後継モデルについて紹介していく。
まとめ:オートバイ編集部

カワサキ「ゼファー750」の特徴

画像: Kawasaki ZEPHYR750 1990年 総排気量:738cc エンジン形式:空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒 シート高:780mm 乾燥重量:200kg 発売当時価格:65万9000円~

Kawasaki
ZEPHYR750 
1990年

総排気量:738cc
エンジン形式:空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒
シート高:780mm
乾燥重量:200kg

発売当時価格:65万9000円~

カワサキらしい魅力の詰まったミドルゼファー

1989年に登場したゼファー(400)の大ヒットが与えた影響は大きく、背伸びせず自然体で楽しめるネイキッドというカテゴリーに対する注目と需要は大いに高まった。当然ながらその勢いは他の排気量帯にも波及していき、ゼファー自身も1990年にミドルレンジの750を登場させることとなる。

ザッパーと呼ばれたZ650を源流とする空冷DOHC 2バルブユニットは、点火系や動弁系など各部が熟成されたもの。これをダブルクレードルフレームに搭載し、車体もコンパクトにまとめられ、ミドルクラスの魅力のひとつである取り回しの良さを獲得。手に余らないパワーと軽快なハンドリングで、ゼファー750は幅広い層のライダーから支持を得ることになる。

加えて、外装デザインも往年のZ2を思わせる優美なもので、これも高い人気の要因のひとつとなった。ゼファー750には、Zの時代からカワサキが培ってきた空冷マシン造りのノウハウが存分に活かされているのだ。

カワサキ「ゼファー750」の注目ポイント

※撮影車両は2006年モデル

画像: メーターまわりはZ2のデザインを継承した作り。左には速度計を配置、右のタコメーターの中には燃料計が備わっている。

メーターまわりはZ2のデザインを継承した作り。左には速度計を配置、右のタコメーターの中には燃料計が備わっている。

画像: ザッパー系のエンジンは動弁系と点火系をリファイン。大容量オイルクーラーの採用で、空冷特有の熱対策も考慮されている。

ザッパー系のエンジンは動弁系と点火系をリファイン。大容量オイルクーラーの採用で、空冷特有の熱対策も考慮されている。

画像: ホイールは前後17インチ、3本スポークデザインのシンプルなキャストホイールを装着。ブレーキはΦ300mmのダブルディスク。

ホイールは前後17インチ、3本スポークデザインのシンプルなキャストホイールを装着。ブレーキはΦ300mmのダブルディスク。

画像: リアショックは400同様リザーバータンク付き。アルミ製スイングアームは日の字断面、チェーン調整はエキセントリックカム。

リアショックは400同様リザーバータンク付き。アルミ製スイングアームは日の字断面、チェーン調整はエキセントリックカム。

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