2024年3月14日に国内仕様が発表されたヤマハ「MT-09」の2024年モデル。その翌日には大阪モーターサイクルショー2024が開幕し、日本初公開を果たした。モーターサイクルショーの各会場でも話題となった一台を各部まで見ていこう。
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ヤマハ新型「MT-09」特徴
ライダーの自由度を高めたライディングポジション
デビューから10周年を迎えたMT-09がフルモデルチェンジ。スタイリングを一新したのをはじめ、自由度の高いライディングポジションの実現や電子制御の充実。大型カラーTFTメーターの採用など、多岐にわたるアップデートを受けている。
『The Knight Horse』というコンセプトを掲げた新型は、圧倒的なトルクとアジャイルなハンドリング、という初代から続くテーマをいかに進化させるか、を考え、原点に立ち返って本来の魅力を磨き上げる手法を選択。
ライダーが車上で自由自在に動ける『3D RIDING』の思想を基に、一体感に満ちたライディングを体験できるよう、新製法の「高意匠プレス成形」タンクを採用したほか、ハンドルとステップの位置を変更。好みに合わせた位置調整も可能にした。
エンジンは従来型から引き継ぐが、新型では3気筒サウンドにも徹底的にこだわってチューニングを敢行。シートレールも新作され、前後サスペンションもリセッティングされたほか、スマートフォン連携機能を持たせた5インチカラーTFTメーターも採用するなど、装備も充実させている。
ヤマハ新型「MT-09」カラーバリエーション
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