この記事では、同企画内で「750クラス(401~750cc)」にカテゴライズされる、ミドルクラスのスーパースポーツ&フルカウルスポーツをまとめて紹介します。
Honda CBR650R
H-019(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
最適な剛性バランスのフレーム、倒立フォークや軽量な新型ホイールなどで軽快で上質なライディングフィールを実現した4気筒フルカウルスポーツ。エンジンは高回転域の出力を向上させると同時に、アシストスリッパークラッチやHSTC(トラクションコントロール)を採用する。
2021年にはシートカウルのデザインとフロントフォークの仕様に変更を受けている。2023年モデルは洗練されたスポーティーな印象を引き立たせる「パールグレアホワイト」を追加。継続色も配色を変更している。
Honda CBR600RR
H-020(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
2020年に復活した本格600ccスーパースポーツ。長きにわたりプロダクションレースで活躍し、高く評価されてきた従来モデルのフレームやエンジンのポテンシャルを磨き上げ最高出力121PSを実現。車体姿勢推定システムで制御される各種電子制御デバイスもプラス。ウイングレットも備えた空力特性に優れたボディをまとうなど、大幅な進化を遂げている。
YAMAHA YZF-R7 ABS
Y-010(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
スーパースポーツ・YZF-Rシリーズの新たなミドルモデル。エンジンやフレームなど、MT-07の基本コンポーネンツを活かしながらレーシーなフルカウルを装着。フォークは倒立化され、リアサスもセッティング変更されブレーキも強化。ポジションも変更されるなど、スーパースポーツらしく仕立てられている。2023年モデルとして、洗練されたイメージのホワイトを追加。ブルーとブラックは継続販売となる。
Kawasaki Ninja 650/Ninja 650 KRT EDITION
K-014(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
ER-6系がルーツの650㏄水冷並列2気筒エンジンを鋼管トレリスフレームに搭載したフルカウルスポーツ。2020年モデルでモデルチェンジし、アッパーカウルのデザイン変更とヘッドライトのLED化、スマホとの接続機能を備えたカラー液晶メーターが採用され、新排出ガス規制に適応。
2023年モデルではカラーチェンジを受け、スーパーバイク世界選手権に参戦するカワサキチームのレプリカカラーを採用した、KRTエディションもラインアップする。
Kawasaki ZX-6R KRT EDITION
K-016(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
排気量を636ccにまで拡大することで、パワフルさとフレキシブルさを両立させたパワー特性を実現。トラクションコントロール、パワーモード、ABSなどのライダーを支援する最新の電子制御デバイスも装備し、サーキット走行だけではなく幅広いシチュエーションをカバーできるオールラウンドなスーパースポーツに仕立てている。
2023年モデルはカワサキのワークスレーサーのレプリカカラーを採用したKRTモデルのみをラインアップしている。海外ではモデルチェンジを受けた新型が2023年6月に発表された。