ノア セレン、横田和彦の二人のテスターによる放言高論! 爆裂インプレ企画。今回はノアがセレクトしたミドルアドベンチャーを徹底テスト!
文:ノア セレン、横田和彦/写真:関野 温

評価ライダー

画像1: 【比較インプレ】ホンダ「400X」VS スズキ「Vストローム650XT」|ツーリング性能・オフロード走破性・装備類まで徹底チェック

ノア セレン(左)
大排気量のスズキ バンディット1200とアプリリア トゥオーノ1000、そして普段使いにはヤマハ トリッカーを所有するヒョロ長の185cm。
横田和彦(右)
16歳で原付免許を取得後、さまざまな排気量のバイクを乗り継ぐ。プライベートもバイク漬けで、日常の足からイベントレース参加まで幅広く活動中。身長165cm。

ミドルアドベンチャー2台をノア セレンが選んだ理由

画像: ミドルアドベンチャー2台をノア セレンが選んだ理由

「アドベンチャー」と言われると巨大な大陸横断マシンを連想してませんか? もちろんそういうバイクもありますが、日々使えるミドルアドベンチャーは本当にちょうど良いサイズなのだ!

サイズ良し燃費良し全方位死角ナシ!

「どうせなら心理」って知ってますか。「どうせ乗るならより大きくて排気量がデカいバイク」という感覚は確かにある。だけど、乗り手の役割が大きいバイクという乗り物においては、この考え方は必ずしも幸せをもたらすとは限らない。特にアドベンチャーモデルのなかには軽自動車くらいの巨大なモデルもあるので、「体格や使い方に合ったモデルを選んだ方が幸せ」ということも多々ある。

そこで稀代の名車、「神機」と名高いVストローム650XTと、国産400クラス唯一のアドベンチャーバイクとして気を吐く400Xの2台である。どちらもサイズは大きすぎず、電子制御などが限定的だからこそシンプルで付き合いやすく、パワーも程良く、しかもレギュラー仕様で燃費も良い。見た目こそ「アドベン」ながら、「実は良き実用車だ!」とアピールしたいのだ。

伝統のVツインか、モダンなパラツインか!?

1999年のSV650まで遡ることができる熟成のVツインユニットを搭載するVストローム650XT。細部のアップデートを繰り返し、ユーロ5にも対応する。極低回転域からスムーズで、フレキシブルな特性はVストロームシリーズの中でもベストエンジン。一方でシフトストロークの大きさなど、どこかクラシカルなテイストを感じることも。

400Xはアクセルレスポンスやミッションタッチなど、「設計が新しいな」と実感させてくれるモダンさをもつ。低回転域からよどみなく回り、高回転域でも息切れせずに車体を元気に加速させる。30km/Lという燃費も大きな魅力で、17Lタンクとあわせて、ワンタンク航続距離は期待できる。

ホンダ 400X

画像: 実感でも数値通りに一回り小さく、ポジションもコンパクトでオフロードも苦にしない。こちらは鉄フレームだ。

実感でも数値通りに一回り小さく、ポジションもコンパクトでオフロードも苦にしない。こちらは鉄フレームだ。

画像1: 伝統のVツインか、モダンなパラツインか!?

スズキ Vストローム650XT

画像: アルミフレームと前後輪は基本的に1050と共通のため、大柄でゆったりとした操作性と包容力が魅力。

アルミフレームと前後輪は基本的に1050と共通のため、大柄でゆったりとした操作性と包容力が魅力。

画像2: 伝統のVツインか、モダンなパラツインか!?

横田和彦はこの2台をどう評価していた?

画像: 横田和彦はこの2台をどう評価していた?

日本にマッチするアドベンチャー

道なき道を豪快に走破していく。そんなイメージがあるアドベンチャーバイク。タフさを感じる堂々としたルックスは頼もしく、見知らぬ大地を目指して旅立ちたくなる。しかし1000ccを超えるアドベンチャーモデルは、小柄なボクの目には威圧的に映ることも。いくらバイクの性能が良くても、オフロードでこの巨体は扱いきれないとビビってしまう。ところが400〜650ccあたりの中間排気量のアドベンチャーモデルであればその気持ちはかなり薄れる。

なら「小排気量のアドベンチャーバイクにすればいいのに」という人もいるだろう。でも小柄過ぎると「アドベンチャーらしさ」が薄れてしまう気がする。今回の2台は扱いやすさと冒険心をくすぐるルックスをバランスさせたミドルアドベンチャーバイクとして、このゾーンにマッチしている。

400X VS Vストローム650XT|スペック・カラー・ライディングポジション 比較

スペック比較

400XVストローム650XT
税込価格85万8000円100万1000円
全長×全幅×全高2140×830×1380mm2275×910×1405mm
軸間距離1435mm1560mm
シート高800mm835mm
車両重量199kg215kg
エンジン形式・排気量水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
排気量399cc645cc
最高出力46PS/9000rpm69PS/8800rpm
最大トルク3.9kg-m/7500rpm6.2kg-m/6300rpm
燃料タンク容量17L20L
変速機形式6速リターン6速リターン
タイヤサイズ前・後110/80R19・160/60R17110/80R19・150/70R17
ブレーキ前・後ダブルディスク・ディスクダブルディスク・ディスク

400X カラーバリエーション

Vストローム650XT カラーバリエーション

ポジション比較

400X

大きすぎず絶妙なサイズ感幅広い体型にフィット

やや小振りな車格の400Xはポジションもコンパクト。シート高800mmはネイキッドと同レベルなので安心だ。ネイキッドよりもハンドルは高めで幅広だが、ライダーとの距離が適切なので165cmの体格でも操りやすい位置関係だ。ステップバーに足を乗せると余裕がありつつも荷重しやすいヒザの曲がり具合になる。※ライダー身長:165cm

画像1: ポジション比較

Vストローム650XT

ボリューミーだが十分にコントロールできるサイズ

650ccという排気量だけに、さすがにコンパクトとは言い難い。しかし、Vツインエンジンを搭載する車体は意外とスリムなので、シート高835mmのわりには足つき性は良い。ハンドルがやや高く遠くに感じる。通常は問題ないが、Uターン時は外側の腕が伸び気味。ステップ位置は適性でヒザの曲がりもちょうどいい。※ライダー身長:165cm

画像2: ポジション比較

並べて比較

400X

画像4: 【比較インプレ】ホンダ「400X」VS スズキ「Vストローム650XT」|ツーリング性能・オフロード走破性・装備類まで徹底チェック

Vストローム650XT

画像6: 【比較インプレ】ホンダ「400X」VS スズキ「Vストローム650XT」|ツーリング性能・オフロード走破性・装備類まで徹底チェック

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