1992年に衝撃の初登場をして、姿かたちを変えながら発売30年のロングセラーに。いくつも時代が流れたというのにそれでもCB1300はスポーツバイクのド真ん中にいる。それがザ・CB。ニッポンのオートバイ。
文:中村浩史/写真:松川 忍

ホンダ「CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary」ライディングポジション・足つき性

シート高:790mm
ライダーの身長・体重:178cm・80kg

画像1: ホンダ「CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary」ライディングポジション・足つき性

シート高はスタンダードよりもSPの方が10mm高いものの、着座位置のシート形状がシェイプされているため、身長178cmのライダーは余裕あるカカトべったり。身長170cmあれば足つきはOKだろう。

画像2: ホンダ「CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary」ライディングポジション・足つき性

ホンダ「CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary」各部装備・ディテール解説

画像1: ホンダ「CB1300SF」インプレ&歴史解説(2023年)|ニッポンのオートバイ、ニッポンのCB
画像2: ホンダ「CB1300SF」インプレ&歴史解説(2023年)|ニッポンのオートバイ、ニッポンのCB
画像: 初代CB1000SFから30余年。現行のCB1300SFは排気量が+286cc、出力は92PSから21PSもアップしたというのに、車両重量は+6kgに収まっている。ホイールベースは20mm短縮、シート高は20mmダウン。あえて手に余るようなビッグバイク感よりも、誰もが乗りやすいビッグバイクを目指した。

初代CB1000SFから30余年。現行のCB1300SFは排気量が+286cc、出力は92PSから21PSもアップしたというのに、車両重量は+6kgに収まっている。ホイールベースは20mm短縮、シート高は20mmダウン。あえて手に余るようなビッグバイク感よりも、誰もが乗りやすいビッグバイクを目指した。

画像: インジェクションを採用する水冷並列4気筒。2021年モデルからスロットルバイワイヤ方式となり、パワーモード選択機能、トラクションコントロール、クルーズコントロールなどの電子制御メニューも充実。

インジェクションを採用する水冷並列4気筒。2021年モデルからスロットルバイワイヤ方式となり、パワーモード選択機能、トラクションコントロール、クルーズコントロールなどの電子制御メニューも充実。

カバー類がゴールドなのはSPの証。

画像: 4in1レイアウトの集合マフラーは、2014年モデルあたりからスリムなサイレンサーとなり、2017年モデルでは排気ガス&騒音規制に合わせてサウンドもやや太くなった印象。

4in1レイアウトの集合マフラーは、2014年モデルあたりからスリムなサイレンサーとなり、2017年モデルでは排気ガス&騒音規制に合わせてサウンドもやや太くなった印象。

SPには市販モデルとして初めてオーリンズ製Φ43mm正立フロントフォークを純正採用。プリロード、圧側/伸び側の減衰力調整が可能なフルアジャスタブルタイプだ。

画像: ニッシン製キャリパーをバイアスマウントするスタンダードに対し、SPはブレンボ製キャリパーをラジアルマウント。ホイールがゴールドなのもSP仕様だ。

ニッシン製キャリパーをバイアスマウントするスタンダードに対し、SPはブレンボ製キャリパーをラジアルマウント。ホイールがゴールドなのもSP仕様だ。

画像: SPにはオーリンズ製リアサスも純正採用。プリロード、圧側18段階/伸び側14段階に調整可能。前後サスペンションの効力は絶大で、スタンダード比で34万円高も納得。

SPにはオーリンズ製リアサスも純正採用。プリロード、圧側18段階/伸び側14段階に調整可能。前後サスペンションの効力は絶大で、スタンダード比で34万円高も納得。

画像: フロントブレーキはΦ310mm、リアにはΦ256mmのローターを採用。リアブレーキの使いやすさは評価が高い。ホイールは2014年モデルから写真の10本スポークタイプ。

フロントブレーキはΦ310mm、リアにはΦ256mmのローターを採用。リアブレーキの使いやすさは評価が高い。ホイールは2014年モデルから写真の10本スポークタイプ。

画像: 丸ヘッドライト、薄型LEDウィンカーは2017年モデルから採用。丸ヘッドライトと、その下にレイアウトされるダブルホーンこそ、ホンダCB750Fの血統を思わせる。

丸ヘッドライト、薄型LEDウィンカーは2017年モデルから採用。丸ヘッドライトと、その下にレイアウトされるダブルホーンこそ、ホンダCB750Fの血統を思わせる。

画像: 伝統のアナログ2眼メーターに液晶ディスプレイを持つメーターパネル。液晶部にはギアポジションや燃料計、オド&ツイントリップ、燃費、水温&外気温などを表示。

伝統のアナログ2眼メーターに液晶ディスプレイを持つメーターパネル。液晶部にはギアポジションや燃料計、オド&ツイントリップ、燃費、水温&外気温などを表示。

画像: 右スイッチにはキルスイッチ&セル、クルーズコントロールの速度調整ボタンと、左スイッチにはパワーモード切替スイッチも。グリップヒーターも標準装備だ。

右スイッチにはキルスイッチ&セル、クルーズコントロールの速度調整ボタンと、左スイッチにはパワーモード切替スイッチも。グリップヒーターも標準装備だ。

画像: 大容量21Lを確保するフューエルタンク。タンク小型化でのスリム&軽量化も図れるはずだが、CB1300はあえてしない。今回の取材では実測燃費約23km/Lを記録した。

大容量21Lを確保するフューエルタンク。タンク小型化でのスリム&軽量化も図れるはずだが、CB1300はあえてしない。今回の取材では実測燃費約23km/Lを記録した。

画像: ライダー側、パッセンジャー側で表皮を切り替え、フィット感を持たせている前後一体式のダブルシート。赤ステッチが質感も高く、スタイリッシュで「CB」ネーム入り。

ライダー側、パッセンジャー側で表皮を切り替え、フィット感を持たせている前後一体式のダブルシート。赤ステッチが質感も高く、スタイリッシュで「CB」ネーム入り。

画像: キーロック式で脱着できるシート下には約11Lの大容量スペースも確保。2017年モデルからは、グリップヒーターとともにETC車載器も標準装備、USBソケットも見える。

キーロック式で脱着できるシート下には約11Lの大容量スペースも確保。2017年モデルからは、グリップヒーターとともにETC車載器も標準装備、USBソケットも見える。

ホンダ「CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2200×795《825》×1135《1215》mm
ホイールベース1520mm
最低地上高140mm
シート高790mm
車両重量266《272》kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量1284cc
ボア×ストローク78.0×67.2mm
圧縮比9.6
最高出力83kW(113PS)/7750rpm
最大トルク112N・m(11.4kgf・m)/6250rpm
燃料タンク容量21L
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜
トレール量99mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格税込195万8000円《206万8000円》
※《 》内はCB1300 SUPER BOL D'OR SP 30th Anniversary

文:中村浩史/写真:松川 忍

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