スズキ「GSX-8S」の特徴
斬新なデザインかつコンパクトな車体に、新開発の776ccツインエンジンを搭載
幅広い層のユーザーに向け、軽快でスポーティな乗り味と、コミューター的用途からツーリングまでをカバーする利便性を両立する、オールラウンドな新世代のミドルネイキッドスポーツを目指して誕生したスズキ「GSX-8S」。
そのメカニズムで注目すべきは、やはり新開発された排気量776cc、DOHC4バルブヘッドを備える水冷並列ツインエンジンだろう。最高出力は82.9PS、最大トルクは78N・mという力強さだけでなく、270度クランクを採用し、2気筒らしいパンチの効いたフィーリングも感じさせる。
さらに2つのバランサーをクランクシャフトに対して90°に配置した「スズキクロスバランサー」で振動を小さく抑えこみ、同時にエンジン自体の軽量・コンパクト化にも繋げることで、車体設計の自由度も高めている。
ダイレクトなハンドリングと優れたコントロールを狙った車体はスリムでコンパクト、そして軽量さを重視してデザイン。剛性の高いスチール製のバックボーンフレームを中核に、KYB製倒立フロントフォークと、アルミ製スイングアームにKYB製ユニットを組み合わせたリアショックを装着。
SDMS(スズキドライブモードセレクター)、トラクションコントロール(3モード+OFF)、ABS、クラッチやスロットルを操作せず変速できる双方向クイックシフトシステムなどを統合したS.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)により、快適で安全なライディングもサポート。
メーターは5インチサイズのフルカラーTFT液晶パネルで、多彩な情報をわかりやすく表示できる。
スタイリング面では、新世代のエキサイティングなスポーツバイクの指針となるべく、アグレッシブなフロントマスクから引き締まったテールまで続くすっきりとしたラインと、タンク周りのマッシブさのコントラストが目立つ、シャープで印象的なシルエットを実現。
あえてエンジンやシートレールを大胆に露出させるミニマムさを追求したディテールによって、軽快な雰囲気と同時に斬新な独自性も感じさせている。
スズキ「GSX-8S」のカラーバリエーション
この「GSX-8S」欧州仕様車に用意されているボディカラーは、パールコスミックブルー、パールテックホワイト、メタリックマットブラック No.2×グラススパークルブラックの3タイプだ。
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スズキ「GSX-8S」の公式動画・写真
スズキ「GSX-8S」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2115×775×1105mm |
ホイールベース | 1465mm |
シート高 | 810mm |
車両重量 | 202kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 776cc |
ボア×ストローク | 84×70mm |
圧縮比 | 12.8 |
燃料タンク容量 | 17L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25° |
トレール | 104mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・ディスク |
まとめ:小松信夫