日々進むパーツや技術を取り込むコンプリート

ホワイトの塗色にターコイズブルーのピンストライプを加え、形状も合わせて低くすっとしたスマートな印象を与える外装。これにマットブラックを主に落ち着いたまとまりを見せるハードパーツを組み合わせ、飽きの来ないきれいな立ち姿を見せるZ1-R。ブルドックによるコンプリートカスタム、GT-M(Genuine Tuning Machine)として作られた車両だ。

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全体のスタイルやカラーはブルドック・和久井さんの愛車でもあるZ1-R・GT-Mに近い感じがするが、その通りにこの車両もそのレプリカイメージで作られたものだ。エンジンはもちろんブルドック定番の鍛造ピストン(ここではピスタルレーシング製)を使い、いつものように自社による内燃機加工を施して組まれている。フレームも同様。

足まわりもナイトロンフロントフォークやリヤショック、オリジナルの7N01目の字断面材製マッコイスイングアーム。旧車に合うデザインを持ちながら強靱で軽量なアルミ鍛造のラヴォランテ・レジェンダホイール、ブレンボCNCキャリパー+サンスターディスクのブレーキ等の構成を採る。

外装もマッコイ。ビキニカウル内に収まるメーターも、文字や警告灯が視界のじゃまにならずに視認性がいい配置を採るなどされる。

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すごく簡単に言ってしまえば、この車両にはGT-Mとしての定番がきっちり盛り込まれている。その上で、エンジンや車体各パーツはマットブラックでトーンを統一し、外観との対比を見せているというわけだ。定番とひと言では書いたが、そこには同店で多くの吟味やテストを重ね、十分な信頼性も担保したという実績がある。つまり、安心できる。同店で今多いという1200cc近辺という排気量もそうで、今や扱いやすく、勧められる仕様だ。

その定番が高いレベルで用意されているから、そこへのアレンジも多彩にできる。GT-M共通のしっかりした印象には、そんな確たる定番による裏付けがあるのだ。

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Detailed Description 詳細説明

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メーターはオリジナルカーボンパネルを製作し、その左からモトガジェット多機能メーター(デジタル速度等表示+超小型警告灯)/スタックエンジン回転計/ヨシムラ・プログレスメーターをレイアウトする。ステアリングステムはマッコイでアッパーブラケットも肉抜きタイプ。

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ビキニカウル/スクリーン、アルミ燃料タンクはともにマッコイ。ステアリングヘッド部にはオーリンズ・ステアリングダンパーを置く。

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シングルシートタイプのテールカウルもマッコイで、シート本体はマッコイ・スプリーム。リヤウインカーはナンバーサイドに配置する。

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ピスタルレーシング製鍛造ピストンでの1230cc化やアウトボード&オフセットスプロケット等を組んだエンジンもブルドック定番だ。

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キャブレターはFCRφ35mm+ブラックファンネル。これに組み合わされるフルチタン4-1の排気系はWinMccoyフルエキゾーストだ。

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フロントフォークはナイトロンφ43mmでキャリパーサポートやラヴォランテ・レジェンダホイール(3.50-17/6.00-17サイズ)やディスクインナーなどをマットブラックカラーとしてトーンを統一している。フロントブレーキキャリパーはブレンボGP4 RXをマウント。

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リヤブレーキはブレンボCNCキャリパーにサンスターディスク。リヤフェンダーはフロント同様にカーボン、アンダーカウルはマッコイだ。

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スイングアームはマッコイでリヤショックはナイトロン。スプリングは車体のストライプに合わせたターコイズブルー。フロント同様にリヤもRKチェーンやスプロケットなどマットブラックカラーでトーンを統一し、白の車体色との美しい対比を作り出している。

取材協力:ブルドック

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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