2017年のデビュー以来ライダーの心をつかんで離さない大ヒットモデル、Z900RSシリーズに加わったスペシャルモデルが「SE」。ブレンボのブレーキシステムとオーリンズのリアショックを採用したハイグレード仕様だ。
文：宮崎敬一郎、オートバイ編集部／写真：南 孝幸
文：宮崎敬一郎、オートバイ編集部／写真：南 孝幸
カワサキ「Z900RS SE」ライディングポジション・足つき性
シート高：810mm
ライダーの身長・体重：176cm・68kg
セミアップハンドルというべき高めのハンドルにより、上体はかなり起きた姿勢になる。そのゆったりとした上体に対し、下半身は自然にホールドが決まるようなカッチリしたまとまり方。まるでかつてのスーパーバイクのライディングポジションだ。
カワサキ「Z900RS SE」各部装備・ディテール解説
オーリンズ製リアショックに対応して専用のセッティングが施されているフロントフォーク。アウターチューブをゴールドに変更。
前後ホイールはスタンダードと同じものだが、カラーをゴールドに変更。高級感とカスタムイメージを高めている。
中央にギアポジションなど、多彩な情報を表示する液晶モニターを配したアナログ2眼メーターはスタンダードと同様の装備。
オーリンズ製のフルアジャスタブル・S46リアショックを標準装備。スポーティな走りをさらに高める高級アイテムだ。
ラジアルマウントキャリパー、ディスクローター、パッドをブレンボ製として制動力を向上。ブレーキホースはステンメッシュ。
ブレーキシステムの強化に対応して、フロントブレーキのマスターシリンダーはニッシン製のラジアルタイプに変更。
いわゆる「イエローボール」カラーのブラック部分はメタリックディアブロブラック。フレークの入った美しい塗色だ。
テールカウルのグラフィックはイエローのストライプとなるが、シートに関してはスタンダードと同タイプのものを採用する。
テールカウル内にはETC2.0車載器を標準装備。高速道路を使ったツーリングに重宝するアイテムの搭載も魅力のひとつだ。
カワサキ「Z900RS SE」主なスペック・価格
| 全長×全幅×全高 | 2100×865×1150mm |
| ホイールベース | 1470mm |
| シート高 | 810mm |
| キャスター角 | 25° |
| トレール | 98mm |
| 車両重量 | 215kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
| 総排気量 | 948cc |
| ボア×ストローク | 73.4×56mm |
| 圧縮比 | 10.8 |
| 最高出力 | 111PS/8500rpm |
| 最大トルク | 10.0kgf・m/6500rpm |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| 燃料タンク容量 | 17L |
| タイヤサイズ（前・後） | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
| ブレーキ形式（前・後） | Φ300mmダブルディスク・Φ250mmディスク |
| メーカー希望小売価格 | 160万6000円 |
文：宮崎敬一郎、オートバイ編集部／写真：南 孝幸
