部分ひとつひとつの理由を知るからこその作り込み
他のリッタースーパースポーツに比べて、ストリートでの使いやすさという点の評価が高い、スズキGSX-R1000シリーズ。スズキらしい、奇をてらわないオーソドックスな構成と内容はどの年代にも共通していて、カスタム化でさらに良いところが伸ばせるのも魅力だ。
![画像1: 部分ひとつひとつの理由を知るからこその作り込み](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/f5176733e191085023fd8462897546b398ea921d_xlarge.jpg)
そしてこの車両はK8(2008年型)ベースで、ブライトロジックによる手が入っている。倒立フロントフォークとリヤショックはオーリンズ、ホイールはMAGTAN JB3。またブレーキまわりはブレンボと、同店でも使用率が高いと同時に、性能面でも確かなものに換装。外装も同様にクレバーウルフ製を使っている。
ノーマルでさえ性能十分と思うスーパースポーツにこうしたパーツ群を使う、また場合によってはエンジンを再組み立てして、より良く回り、かつレスポンスも寿命も高める。そのように手を入れる理由は何だろうか。
「元の状態よりも確実に速くて良くなって、所有感も高まるということですよね」と同店・竹中さん。
![画像2: 部分ひとつひとつの理由を知るからこその作り込み](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/bb10e9f7391a00a541a36eac60de8739660f9e85_xlarge.jpg)
「速くなって、しっかり減速して、止まれる。それによく曲がる。それらの性能が確実に上がるんです。それは別にサーキットだけでなくても、ストリートやワインディング、自分がいつも走っているところでも分かります。そうした性能が上がるということは、同じ操作をしても、ライダーに余裕ができて、より楽になるということ。だから安全にもなるんですよ。
ただ、そんな世界に踏み込むには確かなものを使って、確かな組み込みをしていかないといけない。お金はかかることにはなりますけど、そうしないとその世界はなかなか覗けない。私たちはそのお手伝いをしているんだと思っていますよ」
どのバイクでやってもそうなのだが、元々の素性のいいGSX-Rに手を入れ、その上で自分に合わせていけば、もっと楽しみは開ける。このK8もそう作り込まれているのだ。
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Detailed Description 詳細説明
![画像1: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/5ba8b1ef21bea47643e23692963439ec8cea2aef_xlarge.jpg)
アッパーカウルとアンダーカウルはクレバーウルフによるFRP製の「'07~'08 GSX-R1000ストリートフルカウル」で、軽く精度も高いという。
![画像2: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/d4111d1348cb2efb4b6f01b4f8672694557d489a.jpg)
ヘッドライトはクレバーウルフ製カウル用のPIAA製H4を装着。左右ダクト上に横1列穴開け加工を施し、裏側にウインカーをビルトインする。
![画像3: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/1be919cd27f0f8ddfbc92983239eb960e0cfedc1.jpg)
マジカルレーシング製ミラーもカウルステー側にマウント。肉抜き軽量化されたトップブリッジは、GSX-R1000K7~L0用のブライトロジックオリジナル製品だ。
![画像4: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/5ce8b2f32f529165ef66b96126906cbf0dec3a73_xlarge.jpg)
シートはスプリームシートでテールカウル/リヤウインカーは純正パーツ、燃料タンクはビーター製アルミとした上で純正カラーでまとめてある。
![画像5: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/88053ed84e557125803800091ed24482d3ee3dc6_xlarge.jpg)
ヨシムラ製ラジエーターコアガードを追加したエンジンの本体およびアルミツインスパーフレームはノーマルで、オートシフター(ダイノジェット製)も追加する。竹中さんはK5~K8・GSX-R1000のコンパクトさや乗りやすさ等の素性を高く評価していて、こうした車両も多く製作した実績もある。
![画像6: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/ebe55d0c97e6702e09f2cbd16aa66c7ef9859f3a_xlarge.jpg)
バックステップはアルミ削り出しで、市販品の中ではしっかりバーを踏めるとして同店では選択率の高いアグラス。クラッチは油圧駆動化済み。
![画像7: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/30e40ad74494c4df6c01b1e5592490f550686ec9_xlarge.jpg)
カーボンエンドを持った排気系はヨシムラR-11。リヤフェンダーもカーボン製に換装、軽量化されていることがこのカットからも分かる。
![画像8: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/102374406dfbc93d9c5f70ff05b2d76e62e4e52c_xlarge.jpg)
フロントフォークはオーリンズ倒立に換装。フロントブレーキはラジアルビレット4ピストンキャリパー/ディスクともブレンボの組み合わせだ。
![画像9: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/4c51a4da0cef50003b7c518eaf42ce9c245daa03_xlarge.jpg)
前後ホイールはノーマルに同じ3.50-17/6.00-17サイズながらマグネシウム鍛造のMAGTAN JB3に換装し、この車両ではリムストライプも追加している。リヤキャリパーもラジアルマウントのブレンボ2ピストン、マスターシリンダーもブレンボレーシングを使用する。
![画像10: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2022/01/24/1a10322928b92175b4f476d63a2a21fbfa9b4e45_xlarge.jpg)
リヤショックはオーリンズTTX。スイングアームはK8のノーマルでスタンドフックはスプールタイプと耐久タイプの双方を装着してある。