ヤマハのレトロなイメージのネイキッドスポーツ「XSR900」が、2022年モデルでフルモデルチェンジ! ベースモデルが新型MT-09になったことで、従来モデルのXSRよりもスポーツ性を向上。1980年代的なイメージでまとめられたスタイリングと合わせて大幅な進化を遂げた。欧州で先行発表された海外仕様を見ながら、特徴を細かく紹介していこう。
文:オートバイ編集部

ヤマハ新型「XSR900」のメカニズム

新型MT-09と同じ、大改良されたフレームやエンジンを得た新型XSR。先代から定評のあった爽快な走りの面でも進歩することになり、動力性能もハンドリングも大きくレベルアップ!

画像: 水冷並列3気筒エンジンは、排気量を従来モデルの845ccから、ストロークアップで890ccまで拡大。コンパクトな燃焼室による素早く効率の良い燃焼で高いトルクを引き出し、最高出力119PSにまでパワーアップ。

水冷並列3気筒エンジンは、排気量を従来モデルの845ccから、ストロークアップで890ccまで拡大。コンパクトな燃焼室による素早く効率の良い燃焼で高いトルクを引き出し、最高出力119PSにまでパワーアップ。

エンジン後下方に収まっているマフラー。マスの集中化を狙ったデザインで、サイドへの張り出しがないスマートなスタイルにも貢献。

画像: シフトアップ、シフトダウンの双方向に対応するクイックシフトシステムも標準装備。アシスト&スリッパークラッチも同様だ。

シフトアップ、シフトダウンの双方向に対応するクイックシフトシステムも標準装備。アシスト&スリッパークラッチも同様だ。

画像: 写真はMT-09で新設計されたアルミフレーム。ただしシート周りが大きく異なるため、サブフレームはXSR用にデザインされた。

写真はMT-09で新設計されたアルミフレーム。ただしシート周りが大きく異なるため、サブフレームはXSR用にデザインされた。

画像: 軽量で強度にも優れたスピンフォージドホイールを採用。ブレーキはラジアルマウントの対向4ポットキャリパー&Φ298mmローター。

軽量で強度にも優れたスピンフォージドホイールを採用。ブレーキはラジアルマウントの対向4ポットキャリパー&Φ298mmローター。

画像: KYB製の倒立フロントフォークはフルアジャスタブルタイプで、ライダーの好みに応じて細かなセッティングが可能だ。

KYB製の倒立フロントフォークはフルアジャスタブルタイプで、ライダーの好みに応じて細かなセッティングが可能だ。

画像: アルミ製のスイングアームは、先代XSRよりも55mm長いボックス構造のもの。ホイールベースは新型MT-09より65mm長い。

アルミ製のスイングアームは、先代XSRよりも55mm長いボックス構造のもの。ホイールベースは新型MT-09より65mm長い。

画像: 前方に傾斜したレイアウトに変更されたリンクタイプのリアサスペンション。ユニット自体はKYB製のものでフルアジャスタブルタイプ。

前方に傾斜したレイアウトに変更されたリンクタイプのリアサスペンション。ユニット自体はKYB製のものでフルアジャスタブルタイプ。

画像: MT-09ではニッシン製だったブレーキマスターシリンダーだが、XSRではブレンボ製に変更されている。

MT-09ではニッシン製だったブレーキマスターシリンダーだが、XSRではブレンボ製に変更されている。

画像: ハンドル左側のスイッチボックスから、液晶メーターでの電子制御デバイスの設定などを行えるようになっている。

ハンドル左側のスイッチボックスから、液晶メーターでの電子制御デバイスの設定などを行えるようになっている。

ヤマハ新型「XSR900」の主なスペック

欧州仕様のスペック

全長×全幅×全高2155×860×1155mm
ホイールベース1495mm
シート高810mm
車両重量193kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量890cc
ボア×ストローク78×62.1mm
圧縮比11.5
最高出力87.5kW(119PS)/10000rpm
最大トルク93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量14L
変速機形式6速リターン
キャスター角25°
トレール108mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・180/55ZR17
ブレーキ形式(前・後)Φ298mmダブルディスク・Φ245mmディスク

文:オートバイ編集部

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