ファンが首を長くして待っていた、新型MT-09。SPから先行発売され、スタンダードモデルも2021年8月に登場。エンジンもシャシーも一新しており、ライバルに比べるとどんなアドバンテージがあるのか、ここでじっくり見比べてみよう。
文:オートバイ編集部/写真:赤松孝、南孝幸、森浩輔

MT-09・Z900・GSX-S750|スタイリングチェック

ヤマハ「MT-09 ABS / SP」(写真はSTDモデル)

全長×全幅×全高:2090×705×1190mm
シート高:825mm

もともと個性的だったMT-09のスタイルがよりラジカルになり、まるで外装パーツのない、骨格だけのマシンのように見えるほどのミニマル化を実現。軽さを視覚でもアピールしている。SPも基本デザインは同じだが、専用のボディカラーを採用し、スイングアームは素材感を強調したバフ仕上げのものとなる。


カワサキ「Z900」

全長×全幅×全高:2070×825×1080mm
シート高:800mm

画像1: MT-09・Z900・GSX-S750|スタイリングチェック

ラジカルなスタイルは同じでも、こちらはカワサキらしい「Sugomiデザイン」を採用。シャープなイメージに仕立てられている。サイズは3車中で最もコンパクトでシート高も低く、足つきも良好で扱いやすさも抜群。実は優等生だったりするのだ。


スズキ「GSX-S750 ABS」

全長×全幅×全高:2125×785×1055mm
シート高:820mm

画像2: MT-09・Z900・GSX-S750|スタイリングチェック

兄貴分の1000に続いて2017年に登場したGSX-S750だが、エッジの効いたシュラウド形状や眼光鋭いフロントマスクなど、アグレッシブなスタイリングはいまなお新鮮。サイズはZ、MTより若干全長が長いが、コンパクトさは互角。

MT-09・Z900・GSX-S750|エンジン・フレームチェック

ヤマハ「MT-09 ABS / SP」(写真はSTDモデル)

総排気量:888cc
最高出力:120PS/10000rpm
最大トルク:9.5kgf-m/7000rpm

画像1: MT-09・Z900・GSX-S750|エンジン・フレームチェック

ほとんどのパーツを新作したエンジンは、排気量を888ccにアップしながら、排気系と合わせて約1.7kgもの軽量化を達成。CFダイキャストフレームは部位ごとに肉厚を変えるほどのこだわった造りが特徴。

画像2: MT-09・Z900・GSX-S750|エンジン・フレームチェック

カワサキ「Z900」

総排気量:948cc
最高出力:125PS/9500rpm
最大トルク:10.0kgf-m/7700rpm

画像3: MT-09・Z900・GSX-S750|エンジン・フレームチェック

Z900のエンジンはほぼリッタークラスの948ccで125PSを発揮。これをわずか13.5kgのトレリスフレームに組み合わせる。車体が軽いので取り回しに優れるのも魅力のひとつ。

画像4: MT-09・Z900・GSX-S750|エンジン・フレームチェック

スズキ「GSX-S750 ABS」

総排気量:749cc
最高出力:112PS/10500rpm
最大トルク:8.2kgf-m/9000rpm

画像5: MT-09・Z900・GSX-S750|エンジン・フレームチェック

スズキ自慢のスーパースポーツ・GSX-R750のエンジンをストリートで堪能するべく最適化。112PSというパワーはミドルクラスでは十分強力。フレームはスチール製だ。

画像6: MT-09・Z900・GSX-S750|エンジン・フレームチェック

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