ノーマル状態でも現行250ccでは最高のパワーを発揮するカワサキ「Ninja ZX-25R」だが、カスタム次第でそのポテンシャルはさらに引き出せる。分かりやすい性能アップを図れるアールズギア製のマフラーを紹介しよう。
文:太田安治/写真:南 孝幸

アールズギアのフルエキゾーストマフラーがNinja ZX-25Rの可能性を高める!

画像: r's gear/Ninja ZX-25R/SE/SE KRT EDITION(’20〜)用 ワイバン リアルスペック フルエキゾースト マフラー メーカー希望小売価格(税込):20万3500円(チタンポリッシュ)/20万9000円(チタンドラッグブルー) youtu.be

r's gear/Ninja ZX-25R/SE/SE KRT EDITION(’20〜)用 ワイバン リアルスペック フルエキゾースト マフラー

メーカー希望小売価格(税込):20万3500円(チタンポリッシュ)/20万9000円(チタンドラッグブルー)

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低中回転域トルクアップで軽快さアップ!

250ccクラス唯一の4気筒エンジンを搭載して華々しいデビューを飾ったカワサキ・Ninja ZX−25R。低中回転域ではスムーズ、高回転域では突き抜けるように回る特性が最大の魅力だ。

とはいえ250ccという限られた排気量でパワーを引き出しているだけに、低中回転域では2気筒や単気筒エンジン車のような力強い蹴り出し感は薄く、高回転キープに抵抗のあるライダーは加速が緩慢だと感じることもあるだろう。

アールズギアの新作フルエキゾーストマフラーは最高出力値を追求するのではなく、中回転域のパワーを盛り上げて加速性能と乗りやすさを優先した設計。エキゾーストパイプの太さと長さ、4−2−1の集合方式、排気効率と消音性能のバランスを取ったサイレンサーなど、4気筒用マフラー開発で豊富な実績を持つアールズギアのノウハウが徹底的に活かされている。

走り出してすぐに「おっ!」と感じるのはオートバイが軽く感じること。ステンレス製純正マフラーの8.7kgに対してチタン製リアルスペックマフラーは3.2kg。その差は5.5kgだが、体感的には10kg以上軽い。

その理由は物理的な重量差に加え、中回転域でのパワーが増しているため。特定の回転から急にパワーが盛り上がる特性ではなく、市街地やツーリングで常用する6000回転から12000回転あたりの幅広い回転域でスロットル開度に忠実に反応する。4気筒エンジンらしいスムーズさに排気量が増えたような力強さが加わった感覚。結果、乗っていて軽く感じるのだ。

美しい曲げと溶接で構成されたエキゾーストパイプとサイレンサーをエンジン/車体にきれいに沿わせて取り回した仕上げは、大排気量車用とまったく同じで、リアルスペックマフラーが誇る特徴。4気筒エンジンならではのスムーズさ、高回転でのエキサイティングサウンド+スタンダードより3馬力アップのパワーを楽しみ尽くせるマフラーだ。


画像: ショートタイプのサイレンサーが軽快なイメージ。ZX-25Rのウイークポイントである車体の重さは、チタン合金素材とパワーアップによって解消されている。 youtu.be

ショートタイプのサイレンサーが軽快なイメージ。ZX-25Rのウイークポイントである車体の重さは、チタン合金素材とパワーアップによって解消されている。

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カウル前側から見えるパイプは工芸品のような美しさ。低中回転域でのトルクを増やすため、エキパイ間を繋ぐパイプを採用している。

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画像: 集合方式は常用回転域での扱いやすさを引き出す4−2−1タイプ。パイプ径を微妙に変えてあるのもトルクを引き出す技術のひとつだ。 youtu.be

集合方式は常用回転域での扱いやすさを引き出す4−2−1タイプ。パイプ径を微妙に変えてあるのもトルクを引き出す技術のひとつだ。

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画像: 1万回転前後のパワーが大きく増すと同時に、トルクカーブもフラットになっている。この特性が車体を軽く感じさせる要因だ。 youtu.be

1万回転前後のパワーが大きく増すと同時に、トルクカーブもフラットになっている。この特性が車体を軽く感じさせる要因だ。

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実際のサウンドはYouTubeでお聴きください!

画像: 実聴! マフラーサウンド【アールズ・ギア/ZX-25R用】 youtu.be

実聴! マフラーサウンド【アールズ・ギア/ZX-25R用】

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画像: カワサキ「Ninja ZX-25R」の軽量化とパワーアップを同時に図れる! アールズギア製フルエキゾーストマフラーの特徴を解説

テスター太田安治の欲張りリクエスト

公道での扱いやすさを優先した設計は多くのZX-25Rオーナーに歓迎されるはず。あとはサイレンサーのデザインにバリエーションが欲しい。昔風の円筒形とか、アグスタのような4本出しなんてどうでしょう?

文:太田安治/写真:南 孝幸

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