パーツ間で統一された黒に効く差し色シルバー

マット=つや消しカラーはこのところのバイク界のトレンドのひとつだ。各メーカーから送り出される車両にも純正カラーとしてマットの名が付くものが用意されるようになった。かつてはメンテナンスの難しさがあったが、今ではワックスやコーティングもできるように進化し、身近感を高めている。

そんな中でストライカーワークスが送り出したこの車両。一瞬、「Z900RSにブラックエディションがラインナップされて、それを元に手を入れたのか?」とも思える仕上がり。

画像1: パーツ間で統一された黒に効く差し色シルバー

そうではなかった。同店の店長、鈴木さんは「当店のZ900RSコンプリートカスタム“SZ-020”(’21年オーダー分はSZ-021となる)であることに違いはないんです。そのオプションメニューにあるフルペイントによって、マットブラック仕上げにしたんですよ」と言う。

それにしても、だ。ただつや消し黒で外装を塗っただけでは、こうはいかない。つや消しはムラも出やすいのだが、ボディパーツにそれがまったくない。そしてフレームの黒(ここはつやありだ)、フロントフォークのアウターチューブやエンジン、ホイールまわりのつや消し黒。これらとの対比というか、マッチングがいい。

画像2: パーツ間で統一された黒に効く差し色シルバー

加えて、GストライカースイングアームやSTC(スポーツ・ツーリング・コンセプト)ステップキット。それに人気が高いというストリートコンセプトフルエキゾースト・チタンブラックラインといった、Z900RS用のストライカー各パーツのトーンが揃っている。その上で、タンクのKawasakiやサイドカバーのZ900RSロゴにヘッドライトリムなどのシルバー、マフラーエンブレムのレッドが差し色となって、単にモノトーンだけでない動きのある色調を作り出している。

“SZ”はZ900RSをコンパクトに感じ、乗りやすくしてくれるパッケージとして定評あり。ならばこのカラーもSZの“ブラックエディション”として設定してしまっては? と思える仕上がりを得ているのだ。

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自然なフロント荷重をかけられ、垂れ角(0/5度調整可能でハンドル位置も2段の計4ポジション)やコーナリング時に肘が自然になるような幅まで吟味した、Gストライカー・セパレートハンドルを同ビレットトップブリッジとともに装着。マスターまわりはノーマルのままだ。

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燃料タンク/サイドカバー/テールカウルはストライカーワークス・コンプリートカスタムZ900RS=SZのオプションメニューによって、TMガレージがマットブラックで塗装。メーカー純正で最初からこうだったのでは? と思える均質なマット感がきっちりと表現される。

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シートは表皮を張り替え、ストライカーワークスのロゴを白で入れている。こうしたシートまわりのメニューもSZには用意されているのだ。

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アルミプレートでなく、削り出しによる立体パーツでナンバーをホールドするアルミビレットフェンダーレスキットもSZメニュー。

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エンジンとFI、そしてフレームはノーマルで、ラジエーターコアガード(ステンレス製で、シルバーなのもマットブラックに対するアクセントとなっている)とSTRIKERガードスライダーを追加。エンジン/フレームまわりの艶ありブラックとマットブラックの対比もいい。

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インナーチューブ径φ41mmでマットブラック仕上げのアウターチューブを持つ倒立フォークやネイキッドスタイルに合う、マルチスポークデザインの3.50-17/5.50-17サイズホイール、そしてブレーキまわりはいずれもZ900RS純正パーツ。フロントフェンダーは塗装でマットブラック化している。

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スイングアームは、SZ-020メニューではセパレートハンドル&ビレットアンダーブラケットとの選択制(もちろんオプションで両方装着可能)となっている。このバイクでは、7N01異型目の字断面材製のGストライカースイングアーム・セラコートブラック仕上げ仕様を装着してある。

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マフラーはサブサイレンサーや消音ボックスを持たないデザインで、超軽量のエキパイに真円チタンサイレンサーを組み合わせたストライカー・ストリートコンセプト・フルEX JMCA 4-1STDチタンを、耐久性の高いセラコートで仕上げたチタン ブラックライン。ステップはSTRIKER STCコンセプトでタンデムステップもストライカーブランドだ。

取材協力:ストライカーワークス

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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