画像: Kawasaki ZRX1200R 2004年(ZRT20A) エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 内径×行程(総排気量):79.0×59.4㎜(1164cc) 最高出力:95PS/7500rpm 最大トルク:10.3kg-m/3500rpm ミッション:5速リターン ブレーキ前・後:ダブルディスク・ディスク 全長×全幅×全高:2120×780×1150mm タイヤサイズ 前・後:120/70ZR17・180/55ZR17 燃料タンク容量:18L ホイールベース:1465mm 乾燥重量:224kg 当時の発売価格:97万5000円 ※諸元は2004年モデル

Kawasaki ZRX1200R
2004年(ZRT20A)
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
内径×行程(総排気量):79.0×59.4㎜(1164cc)
最高出力:95PS/7500rpm
最大トルク:10.3kg-m/3500rpm
ミッション:5速リターン
ブレーキ前・後:ダブルディスク・ディスク
全長×全幅×全高:2120×780×1150mm
タイヤサイズ 前・後:120/70ZR17・180/55ZR17
燃料タンク容量:18L
ホイールベース:1465mm
乾燥重量:224kg
当時の発売価格:97万5000円
※諸元は2004年モデル

画像: 直線基調のスタイルでまとめたカワサキネイキッドシリーズの旗艦、ZRX1200R。鋼管製ダブルクレードルフレームに専用設計のサイドカムチェーン水冷4気筒エンジンを搭載。写真は2008年発売の最終モデル。

直線基調のスタイルでまとめたカワサキネイキッドシリーズの旗艦、ZRX1200R。鋼管製ダブルクレードルフレームに専用設計のサイドカムチェーン水冷4気筒エンジンを搭載。写真は2008年発売の最終モデル。

画像: リッターマシンとしてはコンパクトな仕上がりで、市街地の渋滞路も苦にならない取り回しの良さが魅力。

リッターマシンとしてはコンパクトな仕上がりで、市街地の渋滞路も苦にならない取り回しの良さが魅力。

画像: 2001年から2008年までのイヤーモデルごとに、緻密な変更や熟成を繰り返し、カラーリングやグラフィックも毎年のように変更された。

2001年から2008年までのイヤーモデルごとに、緻密な変更や熟成を繰り返し、カラーリングやグラフィックも毎年のように変更された。

カワサキ「ZRX1100/1200/DAEG」の解説

「最速の水冷ネイキッド」ZRXのコンセプトは不変

カワサキの4気筒ネイキッドであることを示す車両コード「ZR」に、究極を意味する「X」。究極のネイキッドスポーツとなることを願って、カワサキが世に送り出したのがZRXシリーズだ。1994年にまず400が登場。名車・Z1000Rを彷彿とさせる迫力のスタイリングで高い人気を得る。

2年後のドイツ・ケルンショーでデビューを飾ったのが、フラッグシップのZRX1100。こちらも大人気モデルとなり、2001年には第2世代のZRX1200Rへと進化する。同時に、ハーフカウルを装備してツアラー適性を高めた、バリエーションモデルのZRX1200Sも登場。

細やかな改良を重ね、円熟の時を迎えたZRX1200だったが、2008年からの排ガス規制により、各メーカーのキャブ車が続々と生産中止に追い込まれて、ZRXもその波に飲み込まれ、一旦は生産終了。当時、欧州ではストリートファイターの人気が出始めた頃だったが、欧州と日本ではデザインの好みに違いが出ている時期でもあった。

両方のユーザーを満足させることが難しく、最終的には国内専用のモデルを造ることが決定。ZRXシリーズを愛してくれたライダーに送る、ZRX1200DAEG(ダエグ)の登場である。

ZRXの歴史

Z1000R(1982年)

画像: ● 空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒● 998cc● 102PS/8500rpm ●9.3kg-m/7000rpm ● 222kg ● 100/90-19・120/90-18 ●輸出車

● 空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒● 998cc● 102PS/8500rpm ●9.3kg-m/7000rpm ● 222kg
● 100/90-19・120/90-18 ●輸出車

※諸元の並び順:●エンジン形式●排気量●最高出力●最大トルク●乾燥重量●タイヤサイズ前・後●発売当時の新車価格(以下同じ)

1981年にエディ・ローソンがAMA スーパーバイクのチャンプに輝いたのを記念し、1100台限定生産。Z1000J2をベースにスペシャルな装備を奢ったZRXのルーツ。


ZRX1100(ZRT10C・1996年12月)

画像1: ● 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1052cc ● 100PS/8500rpm ●9.8kg-m/6000rpm ● 221kg ● 120/70ZR17・170/60ZR17 ■ 92万円

● 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1052cc ● 100PS/8500rpm ●9.8kg-m/6000rpm ● 221kg
● 120/70ZR17・170/60ZR17 ■ 92万円

輸出仕様で147PSを発揮するZZR1100のエンジンからラムエア機構を取り外し、ダブルクレードルフレームに搭載。リッターマシンとは思えない軽快な走りを実現した。


ZRX1100Ⅱ(ZRT10C・1996年12月)

画像2: ● 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1052cc ● 100PS/8500rpm ●9.8kg-m/6000rpm ● 221kg ● 120/70ZR17・170/60ZR17 ■ 92万円

● 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1052cc ● 100PS/8500rpm ●9.8kg-m/6000rpm ● 221kg
● 120/70ZR17・170/60ZR17 ■ 92万円

ZRX1100のカウルレスバージョンとして同時にデビュー。コンパクトなフレームやΦ43mmカートリッジフォーク、トラススイングアームなどの車体構成は同じだ。


ZRX1200R(ZRT20A・2001年1月)

● 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1164cc ● 100PS/8000rpm ●10.4kg-m/6000rpm ● 223kg
● 120/70ZR17・180/55ZR17 ■ 96万円

新たに搭載された1164ccユニットはメッキシリンダーやK-TRIC付きのCVK36Φキャブを採用。8の字断面パイプ構造のスイングアームなどでスポーツ性能を格段にアップ。


ZRX1200S(ZRT20A・2001年1月)

画像: ● 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1164cc ● 100PS/8000rpm ●10.4kg-m/6000rpm ● 227kg ● 120/70ZR17・180/55ZR17 ■ 99万円

● 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1164cc ● 100PS/8000rpm ●10.4kg-m/6000rpm ● 227kg
● 120/70ZR17・180/55ZR17 ■ 99万円

ZRX1200Rをベースにデュアルヘッドのハーフカウルを装着したツアラーモデル。エンジンやシャシー構成はRと共通だが、メーターパネルは専用装備が与えられた。


ZRX1200R(ZRT20A・2004年2月)

画像: ● 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1164cc ● 95PS/7500rpm ●10.3kg-m/3500rpm ● 224kg ● 120/70ZR17・180/55ZR17 ■ 97万5000円

● 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒● 1164cc ● 95PS/7500rpm ●10.3kg-m/3500rpm ● 224kg
● 120/70ZR17・180/55ZR17 ■ 97万5000円

2004年モデルからスペックを若干抑えたが、最大トルク発生回転数を3500rpmと大幅に下げて実用域の扱いやすさを向上。バフ仕上げのエキパイとフルスケールメーターを採用。

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