ホンダ「フォルツァ」(2021年モデル)概要
新設計エンジン「eSP+(イーエスピープラス)」を搭載
2000年のデビュー以来、スポーティで洗練されたコミューターとして支持されてきたホンダの250ccスクーター「フォルツァ」。その「フォルツァ」がこの春モデルチェンジを受け、2021年3月25日から新型の販売がスタートする。
新型「フォルツァ」の最大のポイントとなるのは、新世代環境対応型スクーター用エンジンとして開発された新設計エンジン「eSP+」が新たに採用されていること。この「eSP+」は、シリンダーヘッドの4バルブ化をはじめ、ボア×ストロークの変更、クランクまわりの高剛性化、ピストンオイルジェット採用、吸排気系の見直しなどでパワーアップ。
エンジントルクを制御する「Honda セレクタブル トルク コントロール」(HSTC)も引き続き装備して、安全性も確保。さらにフリクション低減を各部で徹底し、マフラーの構造変更でキャタライザーの配置やサイズを最適化したことと合わせて、燃費の改善など高い環境性能も実現。
従来モデル以上の安定感と快適さを求めて、フレーム各部のパイプ径や肉厚、材質や、接合位置が見直された。さらにラジエーター搭載位置の変更も行い、冷却効率を向上させながらフロント荷重を増加。従来モデルで定評のあったアルミ製大径ホイールと前・後輪ABSとの組み合わせにより、さらに安心できる挙動の車体に仕上げられた。
進化した走りに合わせて、スタイリングもリファイン。フロントマスク下部に設けられたスポイラー的な造形、ウインカー内臓のミラー、各所に配置されたエアインテークなどの印象的なディテールを、アグレッシブなラインでまとめて力強くスタイリッシュに生まれ変わっている。
大容量のシート下収納や、Honda SMART Keyシステムは従来通り採用されるなど、基本的な使い勝手の良さは受け継がれているが、その他の装備類もより快適に、便利にアップデート。
無段階で高さを調整できる電動可動スクリーンは、調整範囲を従来モデルより40mm広げた180mmとすることで、防風性能を大幅にアップしている。
フロント左側のインナーボックス内には、スマホの充電などに便利なTYPE-CコネクタのUSBソケットも新たに採用。ハザードランプを高速点滅させ、急ブレーキをいち早く後続車に伝え安全性を高めるエマージェンシーストップシグナルも採用された。
さらに純正アクセサリーとして、Honda SMART Key システムと連動して解錠が可能な「トップボックス35Lスマートキーシステムタイプ」も設定された。
ホンダ「フォルツァ」(2021年モデル)カラーバリエーション・価格
新型「フォルツァ」の価格は税込65万8900円。
カラーリングは、スマートでモダンな「パールホライゾンホワイト」、アグレッシブな印象の「マットガンパウダーブラックメタリック」という従来モデルから引き継がれるカラーに加え、力強さと個性を表現した新色の「インディーグレーメタリック」を加えた全3色だ。
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ホンダ「フォルツァ」(2021年モデル)主なスペック
全長×全幅×全高 | 2145×750×1360mm |
ホイールベース | 1510mm |
シート高 | 780mm |
車両重量 | 186kg |
エンジン形式 | 水冷4ストOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 249cc |
ボア×ストローク | 67×70.7mm |
圧縮比 | 10.2 |
最高出力 | 23PS/7750rpm |
最大トルク | 2.4kg-m/6250rpm |
燃料タンク容量 | 11L |
変速機形式 | 無段変速式(Vマチック) |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70-15・140/70-14 |
ブレーキ形式(前・後) | ディスク・ディスク |
まとめ:小松信夫/写真:ホンダ (※野外で撮影されたものは市販車とは細部がわずかに異なる場合がございます)