世界スーパースポーツ選手権、アジアロードレース選手権、そして全日本ST600選手権など、サーキットで活躍するCBR600RR。その最新版の"公道"での実力を、伊藤真一さんが探りました!
語り:伊藤真一/まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川忍/モデル:大関さおり

ホンダ「CBR600RR」各部装備・ディテール解説

画像: ショーワ製BPF倒立フォーク。アウターチューブを延長してセッティング幅が広がっている。

ショーワ製BPF倒立フォーク。アウターチューブを延長してセッティング幅が広がっている。

画像: 内部構造が大幅に見直されたスイングアーム。各部の板厚が変更され、単体で150g軽量化された。

内部構造が大幅に見直されたスイングアーム。各部の板厚が変更され、単体で150g軽量化された。

画像: 高回転・高出力化に応えるため、エキゾーストのパイプサイズが変更され、キャタライザーは大型化。

高回転・高出力化に応えるため、エキゾーストのパイプサイズが変更され、キャタライザーは大型化。

画像: クイックシフターはオプション設定(税込2万6950円)。オートブリップ機能付きでアップ&ダウンに対応。

クイックシフターはオプション設定(税込2万6950円)。オートブリップ機能付きでアップ&ダウンに対応。

伊藤真一さんの注目ポイント

画像: ウイングレット 「まんまこれ、飛行機の羽みたいですね」と伊藤さんが評するウイングレット。直進でもコーナーでも効いていると、その効能に唸っていました。

ウイングレット

「まんまこれ、飛行機の羽みたいですね」と伊藤さんが評するウイングレット。直進でもコーナーでも効いていると、その効能に唸っていました。

画像: アルミツインチューブフレーム 「新型CBR600RRは速度100km/hくらいの速度域でも、ハンドリングが鉄フレームではなく、アルミフレームの"それ"だなぁって体感できます」

アルミツインチューブフレーム

「新型CBR600RRは速度100km/hくらいの速度域でも、ハンドリングが鉄フレームではなく、アルミフレームの"それ"だなぁって体感できます」

画像: フロントカウル センターダクトの左右に配置されるヘッドライトは、軽量コンパクトなLEDを採用。灯体を可能な限り重心に寄せ、マスの集中化を図っている。

フロントカウル

センターダクトの左右に配置されるヘッドライトは、軽量コンパクトなLEDを採用。灯体を可能な限り重心に寄せ、マスの集中化を図っている。

新型CBR600RRのエンジンの特徴

回転の上昇と下降を緻密にコントロール。この特性はサーキットで速い!(伊藤)

ST600などのレースを考えると、こういうエンジンになるのだな…というのが、新型CBR600RRのエンジンの印象です。走らせていると、馬力を出すために圧縮比が上がっているのが感じ取れますし、回転の上がり下がりも、とてもきめ細かくプログラムで制御されていることがわかります。

121馬力を600ccの排気量から引き出そうとすると、やっぱり燃調とかきっかりやらないとダメですから。非常に良くできたエンジンだと思います。

ホンダ「CBR600RR」足つき性・ライディングポジション

CBR600RRのシート高:820mm
ライダーの身長:179cm/パッセンジャーの身長:173cm

画像1: ホンダ「CBR600RR」足つき性・ライディングポジション

「CBR1000RR-Rに比べると、CBR600RRはステップ位置は前ですけど、高めの位置ではありますね。前のCBR1000RR(SC77)そのまんまっていうライディングポジションで、CBR1000RR-Rほどは姿勢がキツくはないという感じです」と伊藤さん。

タンデムシートの座り心地に関しても、CBR1000RR-Rほどはキツくないけど、やっぱりスーパースポーツなのでタンデムが楽ではない、とは大関さんの弁。基本的に、1人乗りで楽しむのがベストなモデルなのでしょうね。

画像2: ホンダ「CBR600RR」足つき性・ライディングポジション

ホンダ「CBR600RR」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2030×685×1140mm
ホイールベース1375mm
最低地上高125mm
シート高820mm
車両重量194kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量599cc
ボア×ストローク67.0×42.5mm
圧縮比12.2
最高出力89kW(121PS)/14000rpm
最大トルク64N・m(6.5kgf・m)/11500rpm
燃料タンク容量18L
変速機形式6速リターン
キャスター角24゜06'
トレール量100mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格160万6000円(消費税10%込)

語り:伊藤真一/まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川忍/モデル:大関さおり

This article is a sponsored article by
''.