世界スーパースポーツ選手権、アジアロードレース選手権、そして全日本ST600選手権など、サーキットで活躍するCBR600RR。その最新版の"公道"での実力を、伊藤真一さんが探りました!
語り:伊藤真一/まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川忍/モデル:大関さおり

ホンダ「CBR600RR」ライディングモードを解説

画像1: ホンダ「CBR600RR」ライディングモードを解説

121PSをフルに楽しむために、自分好みのモードを選ぼう!

試乗中は、ライディングモードをいろいろイジりながら走っていました。パワーは5段階で最強の1かその下の2が主でしたが、公道では2が良いですね。やっぱり1はサーキット走行とか、ほぼ全開走行するシーンに合ってますね。公道だと、1ではちょっとアクセル開度が少なくなって、開ける楽しみが削がれると思います。

高回転域を多様する走り方だと最適な設定が変わってくると思いますが、公道ではエンジンブレーキは3段階で最弱の3にして緩めた方が、減速が急激ではないので楽に減速できる印象でした。なおMotoGPマシンやJSB1000マシンをサーキットで走らせる場合は、セッティングの初期ではエンブレ効かせる方向で、段々セッティングが煮詰まるとエンブレいらないって、緩めていく方向になるんですけどね。

今回の試乗では、ウィリー制御の介入は感じられませんでしたが、トルクコントロールは峠道を走っていてもオンにしていると結構介入するのだな、と体感できました。9段階で、介入度の小さい方から3番目の3が、自分にはちょうど良いフィーリングでした。トルクコントロール介入時は、あ、パワー落ちた、と気付きます。オフにすることも可能ですが、安全に公道での走りを楽しむためにもオンにして、高めの介入度で設定しても良いと思いました。

画像2: ホンダ「CBR600RR」ライディングモードを解説

伊藤真一さんの好みのセッティング

伊藤さんが本気で攻め込む時の設定は、パワーは「2」、トルクコントロールは「3」、ウイリー挙動緩和は「1」、セレクタブルエンジンブレーキは「3」。リニアなスロットルレスポンスと適度な車両側からの介入を実現する組み合わせとなった。

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