ヨシムラがカスタムしたカワサキ「Z900RS」
歴代のヨシムラEXが積み上げた歴史を結集
ヨシムラの創業者、ポップ吉村(吉村秀雄さん)。彼がZ登場の少し前に発案した「集合管」はバイク界、そして4気筒モデルへの革命とも言えた。
集合管とポップのチューニング技術でZの現役時代にはAMAスーパーバイクでのトップコンテンダーとなり、このZ900RSにはそのヨシムラAMA・Z1がまとった黒×赤のカラーリングが施されている。
![画像1: 歴代のヨシムラEXが積み上げた歴史を結集](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/12/149984df52aee8a08e8c36efd6881d8759511bbe_xlarge.jpg)
ヨシムラジャパンのデモ車だからそれは当然だが、やはり注目したくなるのはマフラーだろう。1気筒に排気管は1本、4気筒なら4本という常識を覆して4本を1本に集合させた集合管。そのショート管スタイルを現代のZ900RSに持ち込んでいる。
ただ現代では音量も排出ガスも当時のままとはいかない。ことストリートで使うなら、諸規制に適合させる必要があるわけだ。それにはサイレンサー容量を確保したい。そこで考案されたのが“デュプレックスシューター”だ。
![画像2: 歴代のヨシムラEXが積み上げた歴史を結集](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/12/8840a26bc31da4707d4950def6e1721b2955b3e5_xlarge.jpg)
これは集合部の横にサブチャンバーを設けて容量を稼ぎ、かつそのサブチャンバーにも排気口を設けてこの問題を解決するというもの。
ちなみに「サイクロン」は排気順を生かして排出流速を上げパワーアップにつなげるとして80年に、また「デュプレックス」はサイクロンで下のパワーが不足するのを補うべく、エキパイを筒状チャンバーで連結(85年、吉村不二雄さんによる)という、ともにヨシムラが長い歴史の中で集合管に加えてきた改良の名称。
そんな歴史の積み重ねさえ思わせてくれる。
YOSHIMURA Z900RS 詳細説明
![画像: 車体側パーツにも触れておこう。Z900RSブレーキレバーガード(1万2000円)はバーエンドから伸びるパーツをアルミから削り出し、先端のヨシムラエンボスロゴ入り樹脂アームの取り付け位置を2ポジション設定できる。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/12/5d5c988f559346d0dcad6b957d4a32ca85331609_xlarge.jpg)
車体側パーツにも触れておこう。Z900RSブレーキレバーガード(1万2000円)はバーエンドから伸びるパーツをアルミから削り出し、先端のヨシムラエンボスロゴ入り樹脂アームの取り付け位置を2ポジション設定できる。
![画像: テールまわりをすっきりさせるZ900RS(18-)フェンダーレスKIT(1万8500円/ダミープレートは付属しない)はボルトオン式で純正ウインカー対応、新基準の上向き40度保安基準適合。LEDナンバー灯/リフレクターも付属する。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/12/0ba5a66c31638d634f09541b4872106817928c94_xlarge.jpg)
テールまわりをすっきりさせるZ900RS(18-)フェンダーレスKIT(1万8500円/ダミープレートは付属しない)はボルトオン式で純正ウインカー対応、新基準の上向き40度保安基準適合。LEDナンバー灯/リフレクターも付属する。
![画像: Z900RS(18)、Z900RS CAFE(18)機械曲ストレートサイクロン DuplexShooter 政府認証(17万8000円)は耐蝕性に優れたステンレスフルエキゾーストで重量9.6kg。12kgのノーマル比で23%軽量化。また内部構造を4-2-1として低速も重視。集合部後ろに設けたサブチャンバーの下にも排気口( 4 )を設けたのも特長で音量規制をクリアしヨシムラサウンドも演出する。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/12/85036d3bd8d6db4aff25d80277990e6a7e73c005_xlarge.jpg)
Z900RS(18)、Z900RS CAFE(18)機械曲ストレートサイクロン DuplexShooter 政府認証(17万8000円)は耐蝕性に優れたステンレスフルエキゾーストで重量9.6kg。12kgのノーマル比で23%軽量化。また内部構造を4-2-1として低速も重視。集合部後ろに設けたサブチャンバーの下にも排気口( 4 )を設けたのも特長で音量規制をクリアしヨシムラサウンドも演出する。
![画像: 近接騒音は95dB/4250rpm、加速走行騒音81dBでJMCA認証品。ノーマルECUセッティングで使える設計だ。ほかにも80年代を彷彿させるSlip-Onサイクロン BREVIS(6万円~)、90-00年代的なSlip-OnR77-Sサイクロン EXPORT SPEC(7万4000円~)、最新形状のSlip-On R11サイクロン 1エンドEXPORT SPEC(9万円~)などの排気系がラインナップされる。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/12/e8c7882bbebd5a45c8552bd3a751b55c0419c1ab_xlarge.jpg)
近接騒音は95dB/4250rpm、加速走行騒音81dBでJMCA認証品。ノーマルECUセッティングで使える設計だ。ほかにも80年代を彷彿させるSlip-Onサイクロン BREVIS(6万円~)、90-00年代的なSlip-OnR77-Sサイクロン EXPORT SPEC(7万4000円~)、最新形状のSlip-On R11サイクロン 1エンドEXPORT SPEC(9万円~)などの排気系がラインナップされる。
![画像1: カバー部に沿わせつつデザイン要素を持たせたアルミベースに小型樹脂スライダーを組み合わせたエンジンケースガードKIT。パルサーカバー PRO SHIELD(1万6000円)とジェネレーターカバー PRO SHIELD(1万8000円)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/12/b62a9697dda9481401dac0ce03de2df0048e6ea5_xlarge.jpg)
カバー部に沿わせつつデザイン要素を持たせたアルミベースに小型樹脂スライダーを組み合わせたエンジンケースガードKIT。パルサーカバー PRO SHIELD(1万6000円)とジェネレーターカバー PRO SHIELD(1万8000円)
![画像2: カバー部に沿わせつつデザイン要素を持たせたアルミベースに小型樹脂スライダーを組み合わせたエンジンケースガードKIT。パルサーカバー PRO SHIELD(1万6000円)とジェネレーターカバー PRO SHIELD(1万8000円)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/12/f80f09a2978dc17347b6b46a0e62972d6a177164_xlarge.jpg)
カバー部に沿わせつつデザイン要素を持たせたアルミベースに小型樹脂スライダーを組み合わせたエンジンケースガードKIT。パルサーカバー PRO SHIELD(1万6000円)とジェネレーターカバー PRO SHIELD(1万8000円)
![画像: フレームキャップは全サイズセット1万4000円。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/12/599e52f1cdb8996323ba07b9d72b0f23406d46c1_xlarge.jpg)
フレームキャップは全サイズセット1万4000円。
![画像: ステップキットのX-TREADは6万6500円でラインナップされている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/12/ff38a8f3ccdaa9d06152f560289d565a5216ca9e_xlarge.jpg)