DUCATI Panigale V 4 S
贅を極めた“至高のメカニズム”
![画像1: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/bba6d30be988251d1259abdc3d486aa3b8b5718b_xlarge.jpg)
極限までムダを排した構造のシャシー。エンジンとフロントフレームを組み合わせ、その前端にマグネシウム製のライトステー、後端にアルミ鋳造のシートレールをマウントする。
![画像2: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/f31fc7dd9409391c5621116b147aeefabc030426_xlarge.jpg)
1103㏄・V 4ユニットは214 PSを発揮。今回から新しいトルク・デリバリー・コントロール・ロジックが採用され、扱いやすさとコーナリングの安定性を高めている。
![画像3: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/59440903c531177135561be417eba3d3088baf33_xlarge.jpg)
先に登場したパニガーレV 4 R同様、フロントフレームはヘッドパイプ脇にくり抜いたようなホールを設け、十分な剛性を確保しながらしなやかなねじれ特性も実現している。
![画像4: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/a18ab3e386c3d6967337e9b149188b7532af018e_xlarge.jpg)
高速走行時の車体側面の気流の模式図。ウイングが気流を裂き、車体を下向きに押さえる。
![画像5: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/b2ced9084ec6e12ed97bcc12245c39778fce6daf_xlarge.jpg)
素材は違うがV4Rと同形状のウイングを採用。270㎞ /h時に30㎏のダウンフォースを発生。高速走行時のフロントホイールのリフトを抑え、コーナー進入時の安定性も高めている。
![画像6: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/71686b1d4bfa11a60e1c16a488104b333093d3e0_xlarge.jpg)
ウイングの端に設けた、縦方向のストレーキが渦を発生し、車体周辺を整流する。
![画像7: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/e8884aec0a0c5819e58a53cf295e19180582632d_xlarge.jpg)
上級グレードのSにはオーリンズの電子制御サスを採用。フォークは43㎜径のNIX- 30で、マウントは従来より4㎜下げられた。
![画像8: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/67d56888033af606fdc77e632dc4aafa45d82a1e_xlarge.jpg)
カウルに沿った、独特の形状のサイレンサーと、リアバンク後方でとぐろを巻くエキパイはパニガーレV 4ならではのレイアウト。
![画像9: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/d46578f7c41bc152ba9c636d4ba7d27fd57cc4d5_xlarge.jpg)
スイングアームは片持ち式。今回リンクロッドを5㎜短く設定し、バイクの重心を5㎜アップ、コーナリング時の敏捷性を高めた。
![画像10: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/efb8e175a4c36f9840bd262ecd39cdc0dc6f8e1b_xlarge.jpg)
Sはリアショックもオーリンズの電子制御。TTX36ショックに組み合わされるのは第二世代の電子制御システム、スマートEC 2 . 0。
![画像11: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/5b6c03631d0759a22bc7937d90637612cdb6297f_xlarge.jpg)
スクリーンは高いものに変更され、ライダーの上半身周辺を保護する設定。ヘッドライトフェアリングは片側15㎜ずつ幅広になった。
![画像12: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/c8cd8ac3dd3ab5312b19271108bcf2affb2d3fb9_xlarge.jpg)
ひと目でパニガーレと分かる、独創的な形状のテールランプ。シートカウルのホールをそのまま活かしたデザインとなっている。
![画像13: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/0e900f02976a9953f174525c59a0c7753e9e1586_xlarge.jpg)
写真はシングルシーター仕様だが、タンデム用のシート、ステップが標準装備。「ビポスト」仕様を楽しむこともできる。
![画像14: 贅を極めた“至高のメカニズム”](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/04/02/c2c768666d27c751bc6d96ea0d1e25c9db4ad714_xlarge.jpg)
トラコン、エンジンブレーキコントロール、など電子制御満載。ライディングモードはレース、スポーツ、ストリートの3種類。
DUCATI パニガーレ V4S 主なスペックと価格
全長×全幅×全高:NA
ホイールベース:1469㎜
最低地上高:NA
シート高:835㎜
乾燥重量:175/174(S)㎏
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒
総排気量 :1103㏄
ボア×ストローク:81×53.5㎜
圧縮比:14.0
最高出力:214PS/13000rpm
最大トルク:12.6㎏-m/10000rpm
燃料供給方式:FI
燃料タンク容量:16L
キャスター角/トレール:24.5度/100㎜
変速機形式:6速リターン
ブレーキ形式:前・後 φ330㎜ダブルディスク・φ245㎜ディスク
タイヤサイズ:前・後 120/70ZR17・200/60ZR17
価格 V4:277万2000円/V4S:344万2000円
撮影:Ducati 文:八代俊二/編集部