1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」

ヤマハRZ250 1980 年8 月

画像: ●水冷2スト・ピストンリードバルブ並列2気筒●247cc●35PS/8500rpm●3.0kg-m/8000rpm●139kg●3.00-18・3.50-18●35万4000円

●水冷2スト・ピストンリードバルブ並列2気筒●247cc●35PS/8500rpm●3.0kg-m/8000rpm●139kg●3.00-18・3.50-18●35万4000円

YDS-1以来の伝統の空冷ツインを一新し、コンパクトで熱的にも強い水冷エンジンを搭載。ピークパワーは従来より5PSも高い35PSを絞り出し、チャンバー型マフラーやバックステップの採用、ロードスポーツ初のモノクロスサスペンションの採用など、市販レーサーTZレプリカの名にふさわしい内容。

ホンダCB1100R[B] 1981年

画像: ●空冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●1062cc●115PS/9000rpm●10.0kg-m/7500rpm●233kg●3.50-19・130/90-18●輸出車

●空冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●1062cc●115PS/9000rpm●10.0kg-m/7500rpm●233kg●3.50-19・130/90-18●輸出車 

CB900Fをベースにボアを5.5mm拡大し、専用のハイカムやセミ鍛造ピストン、強化コンロッドなどを採用し、究極のCBにふさわしい戦闘力を誇った。サイドカバー一体型のシングルシートやアルミタンク、丸形のヘッドライトを収めたハーフカウルなど外装も強烈な個性をアピール。

カワサキ Z1100GP 1981年

画像: ●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒●1089cc●108PS/8500rpm●9.8kg-m/7000rpm●237.5kg●3.25-19・4.25-18●輸出車

●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒●1089cc●108PS/8500rpm●9.8kg-m/7000rpm●237.5kg●3.25-19・4.25-18●輸出車

新たなカワサキのフラッグシップスポーツとして登場。Z1000J系のエンジンをベースにボアを広げて排気量をアップした上に、量産車として初のフューエルインジェクションを採用。キャブレター仕様では真似のできないスロットルレスポンスを実現した。

スズキ GN400E 1981年2月

画像: ●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●396cc●27PS/7500rpm●3.0kg-m/5000rpm●139.6kg●3.00-18・4.60-16●32万2000円

●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●396cc●27PS/7500rpm●3.0kg-m/5000rpm●139.6kg●3.00-18・4.60-16●32万2000円

4気筒エンジンのGSX400Lとは対極にあるシングルアメリカン。81年モデルはタンクとサイドカバーのグラフィックを変更した。

スズキ GSX250L 1981年2月

画像: ●空冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●249cc●29PS/10000rpm●2.2kg-m/8000rpm●157.8kg●3.60-19・4.60-16●33万円

●空冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●249cc●29PS/10000rpm●2.2kg-m/8000rpm●157.8kg●3.60-19・4.60-16●33万円

GSX250Eの兄弟モデル、アメリカンのLが星形をアレンジした5本スポークホイールを装着。グラブバーもアルミ製として質感を高めた。

※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)

画像: スズキ GSX250L 1981年2月

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画像: www.autoby.jp
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