1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」
ヤマハRZ250 1980 年8 月
YDS-1以来の伝統の空冷ツインを一新し、コンパクトで熱的にも強い水冷エンジンを搭載。ピークパワーは従来より5PSも高い35PSを絞り出し、チャンバー型マフラーやバックステップの採用、ロードスポーツ初のモノクロスサスペンションの採用など、市販レーサーTZレプリカの名にふさわしい内容。
ホンダCB1100R[B] 1981年
CB900Fをベースにボアを5.5mm拡大し、専用のハイカムやセミ鍛造ピストン、強化コンロッドなどを採用し、究極のCBにふさわしい戦闘力を誇った。サイドカバー一体型のシングルシートやアルミタンク、丸形のヘッドライトを収めたハーフカウルなど外装も強烈な個性をアピール。
カワサキ Z1100GP 1981年
新たなカワサキのフラッグシップスポーツとして登場。Z1000J系のエンジンをベースにボアを広げて排気量をアップした上に、量産車として初のフューエルインジェクションを採用。キャブレター仕様では真似のできないスロットルレスポンスを実現した。
スズキ GN400E 1981年2月
4気筒エンジンのGSX400Lとは対極にあるシングルアメリカン。81年モデルはタンクとサイドカバーのグラフィックを変更した。
スズキ GSX250L 1981年2月
GSX250Eの兄弟モデル、アメリカンのLが星形をアレンジした5本スポークホイールを装着。グラブバーもアルミ製として質感を高めた。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)