スズキ「SV-7GX」各部装備・ディテール解説

SV-7GXのアイデアは約4〜5年前からあったとのこと。GSX-S1000GXは価格が高くリッタークラスでもあるため、GXの良さをより身近に多くの人が体験できるモデルにすることが発端だった。

Vツインエンジンをトレリスフレームに搭載する車体パッケージがSV-7GXの特徴。Vツインは単気筒とほとんど変わらないエンジン幅のため、スリムな車体を作りやすい。

ウインドスクリーンは50mmの範囲で3段階に高さを調整可能。ナックルカバーは、テストライダーのこだわりによって採用。両手への風の当たり方を抑制し、自然なライディングポジションや快適性につながっている。

メーターは4.2インチカラー液晶。モードやトラクションコントロールの状況を把握しやすく、各制御の変更も簡単。スマートフォンと同期させることで、ターンバイターン方式のナビゲーションも使用できる。メーター左下にはUSB-Cの充電ソケットも用意。

ホールド性が高い燃料タンクの容量は17リットル。燃費も向上しており、満タンで400km以上の航続距離を実現。レギュラーガソリンに対応しているのも嬉しい。

シート高は795mmに設定し、スリムなサイドカバーやシート前方を絞った形状によって足つき性にも配慮。シートはSV650に対してライダー側のクッションを10mm、パッセンジャー側を20mm厚くして快適性を向上している。

最新の排出ガス規制であるユーロ5プラスに対応。長年アップデートをしてきたVツインエンジンを最新技術で復活させた。Vツイン特有の鼓動感、エキゾーストノート、扱いやすいパワー&トルクを追求している。パワー、トルク、燃費はいずれもSV650を若干上回る。燃費および燃焼系には、今後も改善の余地があるとの話だったので、さらなる期待もしたい。

電子制御スロットルを採用し、前後のスロットルバルブを独立制御することで、きめ細かな出力特性と自然なスロットルレスポンスを実現した。

シフトアップ&ダウンに対応するクイックシフトを採用。ギア比はSV650と同一としつつ、ギアドッグの噛み合い形状を見直し、シフトの入りやすさ、耐久性、信頼性の向上を図った。スロットルを開けていてもシフトダウンが可能だ。


足まわりは正立フロントフォークとリンク式リアモノショックの組み合わせ。リアショックユニットは7段階のプリロード調整機構を備える。前後17インチのホイールには、ピレリ製「ANGEL GT II」を標準装着している。
スズキ「SV-7GX」の主なスペック・燃費・製造国・価格
| 全長×全幅×全高 | 2160×910×1295mm |
| ホイールベース | 1445mm |
| 最低地上高 | 135mm |
| シート高 | 795mm |
| 車両重量 | 211kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒 |
| 総排気量 | 645cc |
| ボア×ストローク | 81.0×62.6mm |
| 圧縮比 | 11.2 |
| 最高出力 | 54kW(73PS)/8500rpm |
| 最大トルク | 64Nm(6.5kg-m)/6800rpm |
| 燃料タンク容量 | 17L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 25゜ |
| トレール量 | 106mm |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ290mmダブルディスク・Φ240mmシングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・160/60ZR17M/C(69W) |
| 燃料消費率 WMTCモード値 | 24.6km/L |
| 乗車定員 | 2名 |
| メーカー希望小売価格(税込) | 価格:113万3000円(ホワイト単色)/117万7000円 |
おすすめ関連記事





