ロングツーリングで重要なのは『機械の性能』だけじゃない
試乗会が行われた日の路面条件はお世辞も良好とはいえなかったスズキの新型SV-7GXですが、与えられた試乗時間のリミットが近づく後半、ありがたいことに雨が止んできました。
そうなるとSV-7GXから伝わってくることも変わってくるのですが……今はそれより時間がない。ヤバい返却時間に間に合わねぇ。だけど……!?
どうしても高速道路には乗っておきたい。だってSV-7GXはクロスオーバースタイルのツーリングバイクです。高速道路でのフィーリングを感じないままでは終われない!
ということで遠回りになるけど『1区間だけ』高速道路に乗ることにしました。ということで今回は番外編として高速道路の感想です!

とはいえ、高速道路に乗るまえから「ある程度以上」に高速道路が快適なのはわかっていたようなものです。
今回のお話で最初にお伝えした『跨った瞬間にバイクの一部になるようなフィット感』を持つ秀逸なライディングポジション。ワインディングで感じた最高出力73馬力のパワー感。一般道で感じた足まわりのしなやかさ。どこにも文句のつけようがない。

しかもSV-7GXは燃料タンク容量が17Lまで拡大されていて、技術説明で伝えられたメーカー公称の航続距離は実に418km! さらに燃料はお財布にも安心のレギュラーガソリンです。ツーリング好きにはココがとっても刺さる(笑)
となれば、あと気になるポイントは『ウインドプロテクション性能』のみ!

ですが本音はそれもほとんど心配していませんでした。だってスズキの現行バイクラインアップにはVストローム・シリーズやGSX-S1000GT/GXなどのスーパーツーリングが勢ぞろい。そんなメーカーが送り出した新型ツアラーの空力特性がダメなはずがないでしょう?(笑)
言ってしまえば『効果範囲』を確認する作業にすぎません。ちなみにSV-7GXのウインドスクリーンは3段階の高さ調整も可能。今回の感想は『3段階で一番低い位置』のものとなります。
で、高速道路に乗ってみた感想なんですが……

はい優勝!
予想通りもいいところ。具体的に言うと上半身はヘルメットの下(アゴのあたり)くらいまで走行風をカット。両肩あたりまできちんと走行風から守ってくれます。下半身はヒザくらいまでが効果範囲の印象でした。
技術説明でも空力解析、風洞実験、実走評価の3つを組み合わせて徹底したと言っていたので当然といえば当然の結果。だって『いつだってユーザー目線』のスズキ車だもん。

ちなみにSV-7GXは太っ腹にも『ナックルガード標準装備』なので手元も風から守られます。オプションのグリップヒーターをつけたら年中無敵が確定でしょう。背中側への風の巻き込みも特に感じませんでした。全体的に優秀!
ところでこのナックルガードは開発当初、標準装備される予定は無かったらしいのです。でもテストライダーさんの「SV-7GXの良さを感じてもらうために必要」という意見を受けて標準装備となった経緯があるようで。
ちゃんと『乗る人』の意見が通るスズキって素敵。そしてユーザーとしては感謝しかない。

長距離での感想は「後日ツーリングに出てみて」となりますが、足まわりも節度ある動きで必要以上にフワフワしないのが逆に良い感じ。でも前後サスペンションはきちんと仕事をしてくれて十分に快適です。パワーも73馬力もあるんだから余裕!
というかコレは……
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高速道路が楽しいバイクかも?

私(北岡)はロングツーリング好きなうえに、人生ではじめての愛車がVツインエンジンだったので少々こだわりがあります。
ロングツーリングに必要なのは乗り心地や防風性、エンジンのパワーといった『性能』も大事なのですが、それと同じくらいに『味わい』も重要。そしてSV-7GXは6速トップギアでやんわり高速道路を流すときが心地いい。やっぱりV型エンジンはいいねぇ~!
って、それだけじゃなく!

高回転域に向かってギュイーン!と伸びていく、フルパワー『A』モードでの加速感が高速道路でかなり気持ちいい!?
最高出力が73馬力なので、それを楽しむ余地があるんです。超ハイパワー車だとアクセルをちょっと開けただけでとんでもないスピードになっちゃうけど、SV-7GXは『加速感を味わう』ことができる。
これは、いいかもしれない……

マイペースで流す時はテイスティ。追い越しでの加速はエキサイティング。機械の性能とは直接的に関係ない部分かもしれないけど、どこまでも飽きずに走れそうなフィーリングがある。
日本の高速道路の速度規制の範囲内で十分に楽しめる感じです。これはちょっと……新東名や東北道の時速120km区間も走ってみたくなる! 楽しそう!?
(下に続きます)
それにしても、やっぱり非の打ちどころがない。
まだワインディングでの走りや長距離は体験していないけど、今の時点で新型SV-7GXはベストバランスのツーリングバイクにしか思えないです。
えーと?
こんなバイクを買っちゃったら、ヤバいことになる予感しかないんですが……









