刷新されたエンジン・車体に最新の電子制御を搭載して、16年の空白を経て国産最強のモタード・DRが復活した。街乗りからタイトなワインディングまで、昔ながらの俊敏さと現代的な扱いやすさを併せ持つ、新生モデルの走りの真価について試乗レポートをお届けする。
スズキ「DR-Z4SM」各部装備・ディテール解説


フロントからテールへ流れる水平基調のラインで、ストリートを楽しむ現代的かつシャープなスタイリングを表現。ボディカラーはホワイトとグレーの2色。

アグレッシブなデザインのフロントマスクには、ひとつの発光部でハイ・ロービームを切り替えるバイファンクションLEDヘッドライトを採用。

テールランプとリアウインカーにはLEDを採用。左ウインカーの奥に見えるのは工具箱ではなく、環境対応のキャニスターだ。

シートは足つき性と乗車姿勢の自由度を両立した設計。ウレタン形状の最適化やゴムクッションの採用により、車体からの振動を抑えて疲労を軽減する。

フリクション感のない軽やかなフィーリングの398ccの水冷DOHC単気筒エンジンは、基本設計を見直して最新の排出ガス規制に対応。ドライサンプ潤滑を採用し、最低地上高の確保とマスの集中化が図られている。

3つの走行モードに加え、トラコンはオフロードを想定したGモードを含む4段階を設定。ABSはリアのみ解除でき、キャンセル時はフロントの介入度も変更される。

圧側・伸側の減衰力調整が可能なKYB製フルアジャスタブル倒立フォークを装備。Φ310mmのディスクとともに俊敏な走りを受け止める。

軽量なアルミ製スイングアームと前後17インチホイールを採用。リアサスも伸側・圧側の調整が可能で、Φ240mmディスクブレーキを備える。
スズキ「DR-Z4SM」の主なスペック・燃費・製造国・価格
| 全長×全幅×全高 | 2195×885×1190mm | |
| ホイールベース | 1465mm | |
| 最低地上高 | 260mm | |
| シート高 | 890mm | |
| 車両重量 | 154kg | |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 | |
| 総排気量 | 398cc | |
| ボア×ストローク | 90.0×62.6mm | |
| 圧縮比 | 11.1 | |
| 最高出力 | 28kW(38PS)/8000rpm | |
| 最大トルク | 37Nm(3.8kgf・m)/6500rpm | |
| 燃料タンク容量 | 8.7L | |
| 変速機形式 | 5速リターン | |
| キャスター角 | 26°30′ | |
| トレール量 | 95mm | |
| 燃費 | 28.8km/L(WMTCモード、クラス3、サブクラス3-1) | |
| ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク | |
| タイヤサイズ(前・後) | 120/70R17 M/C 58H・ 140/70R17 M/C 66H | |
| メーカー希望小売価格 | 119万9000円(消費税10%込) | |
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