【Day2】走っても走っても終わらない! モンゴルの大草原
150km、200km……ついに1日210kmへ…!!

ドロドロのピストを走る

基本的には草原とピストが多い
2日目は150km、3日目200kmと走行距離が右肩上がりに増えていく。路面の状況はピスト(轍)、オフピスト(草原)、ガレ場、ドロドロと様々に変化する。

ガレ場を走る。山の上はガレていることが多い

乾いた土、これがサンドに変わると転びやすい
走行距離が増えるとマシンと体の一体化が強まり、徐々にアクセルを開けられるようになる。突然の穴、ピストを横切る、大きな石など瞬時の反応を求められる時、アクセルを開ければ何とかなることが多い。
ブレーキングよりアクセル重視、トラコンをOFFにしていればASAでもアクセルレスポンスはよく、思った以上のパワーが出ることもしばしばあった。マニュアルでシフトダウンしなければトルクが得られないのではと思っていたが、それは杞憂に終わった。
走行はスタンディングが基本で、安全が確保できると思ったらシッティングで走りながら休息するというスタイルだ。
スタンディング
youtu.beオフピストからピストへ
youtu.be高低差のあるピスト
youtu.beガレ山にトライ
youtu.be1時間走行して10分休憩というペースが基本。出発前に3L入りのハイドレーションバッグに水を2L補給。これで1日半は持つ。休息時にはサポートカーが追走してきて冷えた水かコーラが飲め、チョコバーも配られ糖分も補給できた。この時、持参した塩のタブレットで塩分も補っていた。
【Day3】アドベンチャーDayで仲間との絆が深まる
スマホには「命綱」が必須。ナビはスマートモニターで
8月19日は「アドベンチャーDay」である。MDCRの名前の由来ともなっているラリー形式での走行だ。上級者は単独で、初心者はグループを作ってマップを見ながら定められたルートとポイントを通過してゴールを目指す。いつも先導してくれたスタッフは、守護神となって見えないところからメンバーを見守っていたそうだ。
普段から18人のメンバーは、速い、普通、のんびりの3グループに分かれて走行していた。のんびりグループは5人で「チーム八兵衛」を結成した。本物のラリーであれば、コマ図によるナビゲーション、リエゾンとSSなどの決まりがあるが、MDCRは時間までにゴールに着けばOKと簡略化されている。

スマートモニターに表示された地図アプリ
ナビゲーションには地図アプリの「Guru Maps」を利用する。アプリを見るのに使ったのがスマートモニター「AIO-6 LTE」である。
今回、頻発したトラブルがバイク走行中または転倒時にスマホがホルダーから落ちて紛失というもの。ミーティング時にスマホには命綱を付けることとの通達があった。スマートモニターを使えば、大切なスマホ本体はバイクのグローブボックスに収めて充電もできるため落とす心配はなくなる。
インカムが頼りの綱。カルガモ隊列でスタート

カルガモ隊列で走るチーム八兵衛
チーム八兵衛にはラリー経験者は皆無なので、要領が分からない。スタートしたらカルガモの親子のようにリーダーの後を付いていく。他のメンバーは地図アプリを見てコースアウトしないようにチェックする。ここで役に立ったのがインカムである。
MDCRではSENAのメッシュ対応モデルが指定されているため、電源をONにすれば、すぐにメンバー同士で通話できた。私の使っていた「60S」の充電池はメッシュ通話時最大19時間なので、寝る前に充電すれば翌日1日は使えた。
インカムを使って、「左にピスト2本分ぐらいそれてる」などと言えば瞬時にメンバー全員と情報を共有できる。モンゴルには障害物がなく相手が見える範囲であれば通信が途切れることはなかった。
「迷ったら戻る」を無視した結果、まさかの教育的指導
チームメンバーは初心者ながら、自分たちなら完走できると思い込んでいるポジティブ思考ばかりだった。その結果、コースを逸れても走りながら修正できると判断、コースアウトした地点に戻って再検討する手順を踏まなかった。
これがスタッフを困惑させる原因となった。ラリーの原則は迷ったら戻ることなので、スタッフはメンバーが戻ってくると判断して待っていたのだ。

コースを誤り湿地帯でスタックするメンバー
走行しながらマップを見るとGPS信号を拾うまでのタイムラグがあり正しい判断ができないことが判明した。コースを修正したら、少し走ったら止まって確認が必要だったのだ。それに気付いた時はかなりコースから外れていた。
そこに影の存在であるスタッフが我々をついに発見。隠れて見守っていると設定時間内にゴールできないと判断され、姿を現し迷ったら戻るの原則を徹底するように教育的指導を受けた。
チーム八兵衛でオフピストを走る
youtu.be転倒対応は上達、ゴールは2時間遅れ
コースの判断ミスは反省点だったが、仲間が転倒した時は素早く停止して、サポートに回るのはうまくなった。1人で起こせるメンバーもいるのだが、体力の消耗を考えると複数で起こした方がいい。

リーダーを中心にチーム八兵衛全員集合!
「ころんだ」「ストップ」の声だけで転倒に対応できるようになった。ゴールできたのは先頭グループから2時間遅れになってしまい、参加者の皆さんを腹ペコで待たせてしまったが、チームの絆は確実に深まった。このチャレンジDayは好評で、あと1日追加された。

悪天候の中、走り続ける
チーム八兵衛、転倒した仲間をアシスト
youtu.be






