CFMOTO「1000MT-X」各部装備・ディテール解説


バランスのいい、アドベンチャーらしいスタイル。安っぽさはなく、このバイクはよく走るな、と予感させる、一種独特のオーラを持っている。エンジンサイドにガソリンタンクがあり、低重心化を実現。22.5リットルの容量は500km以上の航続距離を約束する。
専用のクロモリ製フレームは、オフロード性能を考慮した味付け。路面からのフィードバックを感じやすい。

大きなV字シェイプのLEDポジションランプが見る者に強い印象を与えるフロントマスク。2眼のLEDヘッドライトは左右に少し離れてレイアウトされており、それが独特の「顔」を形成する。


左右どちらの手でも片手でアップ&ダウンできるスクリーン。調整は8段階。ただし思ったほど上がらないため、大柄なライダーには効果が薄いかもしれない。

グリップヒーターに加え、シートヒーターも標準装備。今回の試乗はローシート(シート高/830mm)仕様。体格のある方や、本格的にオフロードを楽しみたい方はハイシート(シート高/870mm)がいいだろう。



8インチの大画面メーター。基本的に視認性は高いものの、大きすぎて光を反射することもあった。モードは4モード+カスタム可能な「マスター」モードを用意。モードを変えるとタコメーターのバーの色が変わるなど、その表示方法は斬新だ。T-BOXを標準装備することで、専用アプリを介したスマホ連携も可能で、ナビゲーションのマップ表示もできる。

エンジンは946.2ccの並列ツイン。75度位相のクランクが独特の不等間隔爆発と硬質なトルク感を生み出している。扱いやすさに溢れ、スロットルを大きく開ければ速さも簡単に手に入る。

アップ、ダウン対応のクイックシフターや、3段階調整が可能なBOSCH製のトラクションコントロール、専用のハンドルスイッチボタンを使って、リアホイールのABSのON/OFFを走行中に切り替え可能なBOSCH製 デュアルチャンネルスイッチ式ABSも標準装備。電子制御系は充実している。

ブラックアウトされたサイレンサーはCFMOTOのロゴ入り。独特の形状でスリムにまとめられており、アドベンチャーには必須のパニアケースの装着も視野に入れたレイアウトとなっている。

21インチのフロントホイールを採用。リムはアルミでチューブレス対応、バネ下の軽量化を実現している。ブレーキキャリパーはブレンボ製、装着タイヤもピレリ製スコーピオントレールSTRと内容も豪華だ。KYB製フロントフォークは、伸び側&圧縮側の減衰力とプリロードの調整が可能だ。

リアサスペンションはリンクを持たないカンチレバータイプ。乗車1Gでよく沈み、かなりのリバウンドストロークを確保。それでいて高速域でもふわつくほどの不安がない絶妙な設定。KYB製のショックユニットは伸び側&圧縮側の減衰力とプリロード調整が可能だ。
CFMOTO「1000MT-X」主なスペック・価格
| 全長×全幅×全高 | 2288×945×1426-1476mm |
| ホイールベース | 1525mm |
| 最低地上高 | 240mm |
| シート高 | 830/870mm |
| 車両重量 | 222kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒 |
| 総排気量 | 946.2cc |
| ボア×ストローク | 92.5×70.4mm |
| 圧縮比 | 13.5 |
| 最高出力 | 83kW(112PS)/8500rpm |
| 最大トルク | 105Nm(10.7kgf・m)/6250rpm |
| 燃料タンク容量 | 22.5L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | NA |
| トレール | NA |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ260mmシングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 90/90R21・150/70R18 |
| 乗車定員 | 2名 |
| メーカー希望小売価格 | 181万5000円(消費税10%込) |
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