まとめ:Heritage&Legends編集部
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ショップの本領を発揮するような工夫で成立させる

空冷CB-F向けに各種作業メニューを用意し、新型CB1000FをCB-Fライクに見せるウインカーやホーンなどのキットもいち早く用意。さらにモンキー125をCB-Fに見せる外装キット“エフモン”と、CB-Fの周辺を活性化するアイデアを次々考えるT.T.Rモータース。最新の情報としては、空冷CBに大きな一歩を示す「CB-Fシリーズ リプロダクションフューエルタンク」の受注開始があった。ドレミコレクションとの共同開発によって製作し、’26年10月にはデリバリー開始という製品。CB-Fのクラブ「FRS+」とともに計画を進めていたもので、T.T.Rは製品化を後押しし、業者・一般向け予約販売の窓口になった。
「インスタグラムに燃料タンクを切開する動画を上げると、10万再生というくらいに皆さんの興味もあるんです。実際に“開けてびっくり”なんです。新品タンクを保管していたんだけど……というものも、もうかなり古くなっていることで錆があったり穴が空いてたりします。さび取りやコーティングしてあるというタンクでも、穴が空いています。かつてはそれ(さび取り、タンク内コーティング)しかなかったのでその方法で良かったんですけど、タンク製作が実現化した今なら本当の新品が手に入ります。ならばそれを使ってほしいし、燃料系の詰まりや漏れの心配なく安心できます。そうすればこの先何十年もCBに乗れるんです」
もう純正同様という形も、16万5000円という価格もはっきり見えた。CB750/900/1100F適合で、しっかりとこだわった作り。製作が実績あるドレミコレクションなら心強い。これがあれば、今回紹介するようなきれいなCBを残していける。この車両はと言えば、T.T.Rがお客さんからのオーダーを受けて3年ほどの時間をかけて製作したものだ。

「オーナーさんはCB-Fを2台所有されているので、そのうち1台をノーマルレストアで作りたいと依頼してくださいました。パーツを集めて作業するのですが、マフラーは純正を再めっきしようとしたらすぐ剥離してしまって、めっきが載らない状態。それで程度のいい純正を探した上で再めっきという具合で、良好なパーツの調達に時間がかかりました。でもパーツが揃ってからは問題なく、このように仕上げられました。これからなら燃料タンクも先ほど説明したようなリプロの新品が使えることになりますし、ここも利点にできると思います」
林さんはこう説明する。キャブレターなどのレストアにはT.T.Rが用意するRECS(リアル・エンジン・クリーン・システム)が使え、対象物本体を傷つけずに細かく洗浄できる。エンジンはT.T.Rで組んで販売を行うCB750Fリビルドエンジンを積み、これは外観もT.T.Rで機能塗装仕上げされる。外装塗装もCB-F各年式をきっちり再現できるし、CB750FBの裏コムスターホイール(他年式も対応)はこの車両のような耐候塗装によって新品のように仕上げることができる。
新CB1000Fだけでなく空冷CBにも活性化のための手法やパーツを次々送り出すT.T.Rモータース。本領としてはむしろ、いや、やはりこちらかと思えるCB750FB。こんなビシッとした仕上がりができるなら、空冷CB-Fに目が行くのも無理はないだろう。そのベースのひとつとなる燃料タンクの購入・問合せも同店HPを参考に。
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Detailed Description 詳細説明

1980年代初頭の車両らしく、きちんとデザインされた大きめのウインカーにヘッドライト下のダブルホーンはCB-Fらしさを象徴する。

セパレートアップのハンドルやエアサスのトップ、マスターシリンダーやミラーに至るまで細かくきれいなショーコンディションレベルで復元されている。

燃料タンクやサイドカバーなどの外装はT.T.Rでペイント。T.T.Rはこうした純正再現ペイントやカスタムペイント、エンジンへのガンコートなど機能塗装(調色も可能)も受け付けるので再現も含め相談したい。

テールカウルもT.T.Rでペイントした。シートは張り直し黒い樹脂部品も黒く仕上げられ、全体の雰囲気を高めている部分だ。

フレームもチェック→レストアした上で再塗装。これに積まれるエンジンはT.T.Rで用意するリビルドエンジン。CB750F用で主要パーツを新品とし外装ペイントも行われるもので、単体としての販売も行う。

キャブレターはT.T.RのRECSで洗浄した後に組み立て再セッティングされる。

2.15-19/2.15-18インチの裏コムスターホイールは再生後にスポークくぼみ部やリム内側のブラック部をブラックで、リムやスポーク露出部をシルバーで機能塗装仕上げ。Φ35mm/オフセット45mmのフロントフォークもレストア済みだ。

リヤショックもレストアして仕上げた。マフラーは良品を探してそれをベースに再めっきして新品のような仕上げとなった。
取材協力:T.T.Rモータース
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