スズキが7月2日に国内正式発表した「GSX-R1000R」には、日本に導入されていないスタンダード仕様の兄弟モデルがある。最後の“R”が付かない「GSX-R1000」は、どんな違いがあるのかご紹介しよう。このほか「GSX-R1000RS」も存在する。

まとめ:ヨ(webオートバイ編集部)
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2017年モデルから存在するスタンダードと“R”

スズキが北米で新型GSX-R1000シリーズの価格を発表した。日本では7月2日に「GSX-R1000R」が正式発表され、あとは発売日の2026年7月17日を待つばかりだが、日本で発売されるのはワングレードのみ。北米に登場した3グレードは、いったいどんな構成になっているのだろうか?

画像: SUZUKI GSX-R1000 2027年モデル(北米仕様) 総排気量:999.8cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:825mm 車両重量:203kg 参考価格:1万6399ドル

SUZUKI
GSX-R1000
2027年モデル(北米仕様)

総排気量:999.8cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:825mm
車両重量:203kg
参考価格:1万6399ドル

じつは2017年に従来型GSX-R1000Rが登場した際にも、すでにスタンダード仕様が存在。これも日本には導入されなかったが、北米ではこのほかにGSX-R1000RZなどの派生名(カラーのみ異なる仕様だった)もあった。ちなみに、1980~90年代のGSX-R750などにも“R”仕様が存在したが、その時代はレースベースの特別仕様という意味合いが強く、入手できるライダーも限られていた。

日本では簡素なモデルを買うユーザーが少ないことからスタンダード仕様の販売が見送られたと思われるが、欧州や北米では合理的な購入が一般的。つまり価格と内容が見合っていて、かつ自分の使用状況に合致していればいいという考え方だ。こうして国や地域に向けてスタンダード的な仕様を別に用意することは、スズキのみならず少なくない。

事実上の“王道グレード”となっている「GSX-R1000R」は、フロントサスペンションにSHOWA製バランスフリーフロントフォーク(BFF)、リアサスペンションにはバランスフリーリアクッションライト(BFRC-lite)を装備し、これらのコンポーネントをゴールドアルマイト仕上げとしているのが特徴だ。これにともない、フロントBFFと組み合わせて使用するトリプルクランプは軽量なものを使用している。

画像: カーボン製ウイングレットとシングルシートカウルを装備するGSX-R1000RS。

カーボン製ウイングレットとシングルシートカウルを装備するGSX-R1000RS。

また、レースでのセッティングを可能にするアジャスタブル スイングアームピボットも採用。さらにブレーキまわりでは、ステンレスメッシュのブレーキホースを採用している。

北米にのみ設定されている最上位グレードの「GSX-R1000RS」はというと、R1000Rに加えてカーボンファイバー製ウイングレットと、ボディカラーに合わせたシングルシートカウルを標準装備している。ちなみに、これらはR1000/R1000Rにもオプションのアクセサリーとして設定される。

アフォーダブルな価格設定のスタンダード「R1000」

ではスタンダード仕様の「GSX-R1000」はというと、まずフロントにSHOWA製ビッグピストンフロントフォーク(BPF)、リアにSHOWA製リモートリザーバー付きショックというサスペンション構成に。そしてアジャスタブルスイングアームピボットは省略され、まさに「吊るしで乗るなら十分以上」という仕様になっている。サーキットでさまざまなセッティングができて懐の深いサスペンションも欲しいならR1000Rをどうぞ、という棲み分けだ。

画像1: GSX-R1000

GSX-R1000

画像2: GSX-R1000

GSX-R1000

また、北米ではカラーバリエーションもR1000とR1000R/RSで異なっており、いずれも青×白はラインナップするものの、もう1色はR1000が黄×青、R1000R/RSは赤×白という、各グレード2色ずつの構成となっている。

画像: 装備だけでなくカラーバリエーションもグレード間で異なる。

装備だけでなくカラーバリエーションもグレード間で異なる。

日本でGSX-R1000Rを購入するユーザーには関係のないニュースかもしれないが、世界にはこんな兄弟モデルもあるということで紹介した次第だ。

ちなみに、価格は下記のような構成になっている。

GSX-R1000:1万6399ドル(約266万5000円)
GSX-R1000R:1万7939ドル(約291万5000円)
GSX-R1000RS:1万8639ドル(約302万9000円)

画像: 写真はGSX-R1000RS。

写真はGSX-R1000RS。

GSX-R1000[U.S. 2027 model]

GSX-R1000R[U.S. 2027 model]

GSX-R1000RS[U.S. 2027 model]

スズキ「GSX-R1000」北米仕様の主要スペック

全長×全幅×全高2075×705×1145mm
ホイールベース1420mm
最低地上高130mm
シート高825mm
車両重量203kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量999.8cc
ボア×ストローク76.0×55.1mm
圧縮比13.8
最高出力未発表
最大トルク未発表
燃料タンク容量16.0L
変速機形式常時噛合式6段リターン
ブレーキ形式(前・後)油圧式ダブルディスク・油圧式ディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C (58W)・190/55ZR17M/C (75W)
参考価格1万6399ドル

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