ヤマハは3月末、タイで「SR400」の最終限定モデルを発表した。昨年登場のファイナルエディションに続く「ファイナルリミテッドエディション」と名付けられ、これが本当の世界で最後の700台ということになる。

まとめ:ヨ(webオートバイ編集部)
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誕生から48年で歴史に幕! 日本で発売されたファイナルリミテッドエディションの再来

タイヤマハが「SR400」のファイナルエディションを発表したのは2025年8月。誰もがこれで、SR400は本当の終焉を迎えるのだと思っていたはずだ。ところが2026年3月末、バンコクモーターショー2026で正式発表されたのは、「SR400 ファイナルリミテッドエディション」だった。

最終モデル……からの最終“限定”モデルであり、世界で最後の700台限定販売であるとアナウンスされている。価格はファイナルエディションの29万8000バーツ(日本円換算約144万6000円・7/2現在)に対し、31万5000バーツ(約152万9000円)。専用カラーのヤマハブラックに塗装され、発売時にはG-SHOCKコラボの限定時計が付くキャンペーンもあったようだ。

画像: YAMAHA SR400 Final Limited Edition 2026年モデル(タイ仕様) 総排気量:399cc エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 シート高:790mm 車両重量:174kg 発売:2026年4月(タイでのみ販売) 参考価格:31万5000バーツ

YAMAHA
SR400 Final Limited Edition
2026年モデル(タイ仕様)

総排気量:399cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:790mm
車両重量:174kg

発売:2026年4月(タイでのみ販売)
参考価格:31万5000バーツ

日本版の最終モデルは2021年にリリースされたが、排出ガスなどの規制がそれほど厳しくなかったタイ向けのモデルはその後も継続生産されてきた。これまでに2022年の44周年記念エディション(限定400台)などがリリースされたりしつつ、タイでは関税によって高額なモデルだったこともあって限られた台数が導入されていたのだった。

今回取り上げる「SR400 ファイナルリミテッドエディション」は日本で販売された同名モデルとも異なる専用エンブレム(車体固有のシリアルナンバー入り)がサイドカバーに貼付され、ホイールリムは日本版と同じくダーク系のブロンズアルマイトに仕上げられている。燃料タンクのサンバースト塗装や黒い文字盤のメーターも、日本のファイナルリミテッドに準じたものだ。

画像: 日本版のファイナルリミテッドエディションとは異なる形状のエンブレム。

日本版のファイナルリミテッドエディションとは異なる形状のエンブレム。

画像: ヤマハ得意のサンバースト塗装で深みのある色合いを表現。

ヤマハ得意のサンバースト塗装で深みのある色合いを表現。

画像: シンプルなマフラー形状はSR400ならでは。ホイールのアルマイトは日本で同名モデル登場の際に初採用した色合いだ。

シンプルなマフラー形状はSR400ならでは。ホイールのアルマイトは日本で同名モデル登場の際に初採用した色合いだ。

タイ仕様「SR400 ファイナルリミテッドエディション」のエンジンは日本仕様の最終モデルとほぼ同一で、48年の歴史を持つ“SRらしい”空冷単気筒の鼓動と低中速を重視した特性を維持している。1978年の初期型は強制開閉のキャブレターだったが、その思想とフィーリングは、だいぶマイルドになったとはいえ半世紀近くも継承されてきた。もちろんキックスターターのみというスパルタンな始動方法もそのままだ。

日本ではもう新車で手に入れることはできないが、日本の最終モデル発売からここまで5年にわたって生産が続いてきたということは、日本国内におけるパーツ供給にも好影響があるはず。現在所有している方は引き続き愛車を大切に乗り続けるための、そしてこれから中古で手に入れる方にとっては少し心配事が減るニュースといえるかもしれない。

画像: ガラスレンズのヘッドライトに大きなウインカー。こうした専用パーツの日本における供給にも、タイ向けに生産が続いていたことで好影響があることを期待したい。

ガラスレンズのヘッドライトに大きなウインカー。こうした専用パーツの日本における供給にも、タイ向けに生産が続いていたことで好影響があることを期待したい。

参考:SR400 Final Edition(タイ仕様 2025年モデル)

こちらは2025年夏に発表されたタイ仕様のファイナルエディション。赤いほうのディープレッドメタリックは、1978年モデルの初期型SR500をオマージュしたカラーリングと思われる。ダークグレーメタリックは、SR400/500がたびたびモチーフにしてきたツートーンだ。いずれも日本のファイナルエディションとは異なるカラーを採用しており、こちらは29万8000バーツで今も現地公式サイトに残っている。

画像: 1978年のオリジナルSR400から継承されてきた空冷4ストローク2バルブ単気筒エンジン。キックスターターのみという点も不変だ。時代に応じて強制開閉キャブレター、負圧式キャブレター、FIへと進化してきた。

1978年のオリジナルSR400から継承されてきた空冷4ストローク2バルブ単気筒エンジン。キックスターターのみという点も不変だ。時代に応じて強制開閉キャブレター、負圧式キャブレター、FIへと進化してきた。

画像: 正立フロントフォークにツインショックのリアサスペンションという組み合わせも半世紀近くにわたって継承してきた。

正立フロントフォークにツインショックのリアサスペンションという組み合わせも半世紀近くにわたって継承してきた。

画像: 初代SR500を彷彿とさせるカラーリング。

初代SR500を彷彿とさせるカラーリング。

画像: SR400 Final Edition(タイ仕様 2025年モデル)

SR400 Final Edition(タイ仕様 2025年モデル)

画像: モチーフはこの1978年式SR500あたり?

モチーフはこの1978年式SR500あたり?

参考:SR400 Final Limited Edition(日本仕様 2021年モデル)

日本仕様のファイナルリミテッドエディションもサンバースト塗装や真鍮製エンブレムなど高級感のあるものだった。エンブレムの形状以外はタイ仕様のファイナルリミテッドエディションもほぼ同等の仕様と思われる。

画像: こちらは日本仕様ファイナルエディション。2色が展開された。

こちらは日本仕様ファイナルエディション。2色が展開された。

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