スズキは、コロンビアとフィリピンでブランニューモデル「バーグマン15」を、そしてインドで新型「バーグマンストリート」を発表した。前者は150ccクラスへの新たな刺客、後者は現行125EXからのモデルチェンジを示唆するものと思われる。日本への導入はあるのか?!

まとめ:オートバイ編集部
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コロンビアに続きフィリピンに導入される「バーグマン15」

スズキが新たに2027年モデルとして発表したのは、日本でいう軽二輪クラスにあたる新型スクーター「バーグマン15(BURGMAN 15)」だ。今回発表されたのはフィリピン市場だが、じつは5月にコロンビアで発表されていたもの。

ベースモデルにあたる「UFR150」はハオジュエ(Haojue)という中国ブランドのもので、スズキとの長年にわたる提携関係で知られる中国最大手の二輪車メーカー「大長江集団」によって製造されている。これのスズキバージョンがバーグマン15というわけだ。

画像: 写真はフィリピン仕様

写真はフィリピン仕様

エンジンは水冷の4ストローク149cc・SOHC単気筒を搭載し、アドレス125よりも一回り大きめな車格とされているが、シート高は760mmとやや低い。全体の寸法はホイールベースなども含め、ホンダPCX160に近い数値だ。

注目は、フルカラーTFTディスプレイやトラクションコントロールシステム、前後2チャンネルABS、スマートキーといった電脳装備の充実ぶりだろう。なんとタイヤ空気圧監視システムまで搭載し、USB-C充電ポートはシート下とグローブボックス内の2か所に設置(コロンビア仕様はグローブボックスのみ)。もちろん、走破性の高い前後14インチホイールや容量25Lのシート下コンパートメントなど、基本装備も抜かりはない。

エイリアンを思わせるデザインに貢献しているのは、トリプルLEDのヘッドライトとテールライト、そしてデイタイムランニングライト(DRL)と異形ウインカーだ。明記はされていないが、ロービームで左右の2つが点灯し、ハイビームやパッシングで中央も点灯する模様。DRLは3つ目のそれぞれに配置されており、見る者にかなりのインパクトを与えそうだ。

このほか、トップボックス装着を前提としたリアキャリアや、膝元のセンタ―トンネルに配置された燃料給油口、独立したパッシング&ハザードライト、センタースタンド&サイドスタンドも標準装備する。

気になるのは日本への導入があるのかないのかだが、GSX250RやVストローム250など中国生産の日本導入モデルも存在することから、可能性がまったくないとはいえない……とはいえ、だいぶ薄めと見ておいたほうがよさそうだ。

ちなみに、価格はコロンビアが1555万ペソ(日本円換算約73万3000円・6/29現在)、フィリピンが16万5000ペソ(約43万7000円)となっており、比較しやすいモデルでいうとフィリピン仕様のアドレス125(現地名はアクセス)の8万5600ペソと比べて約1.93倍になっている。

全長×全幅×全高1970×755×1160mm
ホイールベース1315mm
最低地上高135mm
シート高760mm
車両重量145kg
エンジン形式水冷4ストロークSOHC単気筒
総排気量149cc
ボア×ストローク57.3×57.9mm
圧縮比──
最高出力14.2HP/8500rpm
最大トルク14.2N・m(1.44kg-m)/6500rpm
燃料タンク容量8L
変速機形式CVT
ブレーキ形式(前・後)油圧式ディスク・油圧式ディスク(2ch ABS)
タイヤサイズ(前・後)110/80 R14 53P・130/70 R14 61P
乗車定員2名
燃料消費率(モード未発表)43.6km/L

スマートキーやスマホ連携を獲得、デザインも一新の「バーグマンストリート」

スズキのグローバルサイトとインドでは、5月までにもう1台のバーグマンが登場している。それが「バーグマンストリート125(インド名はバーグマンストリート)」だ。現行バーグマンストリート125EXの次期モデルになりそうな内容で、空冷単気筒エンジンを継承しつつデザインを刷新、スマートキーにTFTディスプレイ&スマートフォン連携システムなどを採用する。

スズキの原付二種スクーターのラインナップでも、アドレス125やアヴェニス125よりラグジュアリー路線で定評があるバーグマンストリート125EXだったが、バーグマンストリートは装備の充実によってさらに魅力を増している。

パワーユニットは、は世界累計700万台以上の実績を持つSEP(Suzuki Eco Performance)エンジンをベースに、さらなる最適化が図られた。環境性能はユーロ5+排出ガス規制に適合しながら、低中速域でのトルクを向上することで機敏なレスポンスを発揮。巡航領域で使用する回転域も低めに設定することで燃費低減に貢献する。

軽量かつ高剛性のフレームは優れた操縦性と安定性を確保。ロングホイールベースに組み合わせるタイヤはダンロップ製D307で、石畳のような路面でも安定した乗り心地を提供する。ブレーキは左レバーを操作すると前後輪に適切な制動力が分配されるコンバインドブレーキシステム(CBS)を採用している。

フェイスリフトを受けたデザインは、分割レンズのLEDヘッドライトとその上部に配置されたLEDポジションライトが夜間の視認性と高級感を両立。リアにはLEDウインカーと一体型のコンビネーションライトを採用し、スッキリしたデザインに。

そして新たに4.2インチフルカラーTFTディスプレイを搭載し、スマートフォン連携機能やキーレスシステムも獲得。スターターボタンをワンプッシュするだけでエンジン始動までセルモーターが回り続けるスズキイージースタートシステムも採用する。また、インド仕様ではTFTなし&スマホ連携ありのバージョンもラインナップされている。

シート下には容量25.9Lのスペースを設け、フルフェイスヘルメットも収納可能。フロントのグローブボックスには2アンペアのUSBソケットも備える。車体色はグローバル仕様がパールグレイスホワイト、メタリックマットブラックNo.2、メタリックマットステラブルーの3色ラインナップ、インド仕様はツートーンと単色を合わせて10色ものラインナップとされている。

インド仕様の価格は、TFTディスプレイ版が11万4150ルピー(約19万5500円)、TFTなし版が10万2844ルピー(約17万6000円)。日本導入の有無を含む各国へのデリバリー情報は続報を待ちたい。

BURGMAN STREET(インド仕様)

RIDE CONNECT TFT EDITION

RIDE CONNECT EDITION

全長×全幅×全高1860×700×1140mm
ホイールベース1285mm
最低地上高160mm
シート高775mm
車両重量114kg(TFTなし)/115kg(TFTあり)
エンジン形式空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
総排気量124cc
ボア×ストローク52.5×57.4mm
圧縮比10.3
最高出力6.2kW(7.43PS)/6500rpm
最大トルク10.2N・m(1.04kgf・m)/5250rpm
燃料タンク容量5.5L
変速機形式CVT
ブレーキ形式(前・後)油圧式ディスク・機械式ドラム
タイヤサイズ(前・後)90/90-12 44J・100/80-12 56J
燃料消費率(WMTCモード値)──
製造地インド
参考価格10万2844~11万4150ルピー

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