KTMジャパンは2026年6月23日、2027年モデルとなる新型「KTM 790 DUKE」の国内導入を発表した。2018年のデビュー以来、“スカルペル(メス)”の異名を持つ鋭いハンドリングで高い評価を獲得してきたモデルで、今回「ライダー第一主義」をコンセプトにさらなる進化を遂げた。スタイリングを一新、人間工学を見直した車体設計や新開発のWPブレーキシステムなどを投入し、ミドルクラスネイキッドのベンチマークとしての存在感を一段と高めている。

まとめ:松本正雅
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990 DUKE譲りの進化でフルチェンジ!

画像: KTM 790 DUKE 2027年モデル 総排気量:948cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:820mm 車両重量:217kg 価格:183万7000円 発売:2026年2月14日

KTM
790 DUKE
2027年モデル

総排気量:948cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:820mm
車両重量:217kg

価格:183万7000円
発売:2026年2月14日

KTM 790 DUKEは、2022年の復活以降もミドルウェイトネイキッド市場で高い人気を維持してきたモデルである。今回の2027年モデルでは、上位モデルである990 DUKEや1390 SUPER DUKE R EVOから得たノウハウを反映し、デザインからシャシー、電子制御に至るまで幅広い改良が施された。

開発コンセプトの中心となったのは「ライダー第一主義」。従来から定評のあった俊敏性をさらに高めるだけでなく、ライダーとマシンの一体感を追求し、より自然で自信に満ちたライディングフィールを実現することに重点が置かれている。

画像: 990 DUKE譲りの進化でフルチェンジ!

外観ではフロントマスクを刷新。よりアグレッシブで現代的なスタイリングを採用しながら、機能面でも進化を果たした。フロントフェアリングは従来より大型化され、燃料タンクも新設計となっている。

エルゴノミクスの見直しで人車一体感を徹底追求

今回のアップデートで注目したいのが、ライダーと車体の接点となるエルゴノミクスの見直しだ。

画像: エルゴノミクスの見直しで人車一体感を徹底追求

13.5L容量の新型燃料タンクは、膝で車体をホールドしやすい形状へと再設計された。見た目の変化はわずかだが、ライダーの膝とタンクとの接触面を最適化することで、コーナリング時の安定感やマシンコントロール性を向上させている。

さらに一連のボディワークの見直しによって約2kgの軽量化も達成。もともと軽快さを武器としてきた790 DUKEのハンドリング性能をさらに高い次元へ押し上げている。

新開発「WP BRAKING SYSTEM」を初採用

2027年モデル最大の技術的トピックのひとつが、新開発の「WP BRAKING SYSTEM」の採用である。これはKTMグループが長年のレース活動を通じて蓄積したノウハウをもとに完全自社開発したブレーキシステムだ。

画像: 新開発「WP BRAKING SYSTEM」を初採用

フロントには300mmフローティングディスクをダブルで装備し、ラジアルマウント式4ピストンキャリパーとラジアルマスターシリンダーを組み合わせる。リアには240mmディスクと1ピストンキャリパーを採用する。

単純な制動力向上だけでなく、レバー入力に必要な力を軽減しながら、よりリニアで扱いやすい制動特性を実現。初期制動時の急激な立ち上がりを抑えることで、初心者からベテランまで扱いやすいブレーキフィールを確保している。またリアブレーキペダルの位置も見直され、深いバンク角を確保しながら操作性を向上、スポーティな走行性能と快適性を高いレベルで両立させている。

エンジンは105PSを発揮、電子制御も充実

画像1: エンジンは105PSを発揮、電子制御も充実

パワーユニットは799cc水冷DOHC並列2気筒エンジンを搭載。75度クランクピンオフセットを採用し、最高出力105PS/9500rpm、最大トルク87Nm/8000rpmを発生する。

画像2: エンジンは105PSを発揮、電子制御も充実

これに組み合わされるフレームはクロームモリブデン鋼を使用、俊敏なステアリングレスポンスと高いコーナリング性能を実現。比較的長めのホイールベースによる直進安定性の良さも兼ね備え、ストリートからワインディングまで幅広いシーンで高い実力を発揮する。

また新設計の鋳造アルミサブフレームは、エアボックスとサイドインテークを一体化。軽量化だけでなく剛性向上や低重心化にも貢献している。

メーターは5インチTFTディスプレイ。ライディングモードはストリート、スポーツ、レイン、カスタムの4種類を用意し、コーナリングABSやコーナリングトラクションコントロールも搭載。オプションでアンチウイリーコントロールやローンチコントロールも追加可能だ。

画像3: エンジンは105PSを発揮、電子制御も充実

2027年モデルのKTM 790 DUKEは、ライダーとマシンの接点を徹底的に磨き上げたモデル。新設計タンクによるホールド性向上、新開発WPブレーキシステム、進化したWPサスペンション、軽量化された車体といった改良はすべて「思い通りに操れること」を目指したものだ。

メーカー希望小売価格は119万8000円。ミドルクラスネイキッド市場のベンチマークとして注目を集めそうな1台だ。

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KTM「790 DUKE」主なスペック・価格

ホイールベース1475mm
シート高825mm
最低地上高186mm
車両重量185kg(燃料含む)
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量799cc
最高出力77kW(105PS)/9500rpm
最大トルク87N・m(8.87kgf・m)/8000rpm
燃料タンク容量13.5L
変速機形式6速リターン
トレール量98mm
ブレーキ形式(前・後)Φ300mmダブルディスク・Φ2440mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・190/50ZR17
メーカー希望小売価格119万8000円(消費税10%込)

KTM「790 DUKE」動画・写真

画像: Precision on Command - 2027 KTM 790 DUKE | KTM www.youtube.com

Precision on Command - 2027 KTM 790 DUKE | KTM

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