1980年代レプリカブームが成熟した1990年、スズキはGSX-R400R(GK76A)を投入。TT-F1直系の車体に高回転型直4と倒立フォーク、17インチラジアルタイヤを組み合わせ「乗って速い」を極めた400レプリカ終盤の完成形と言えるモデルだ。
文:沼尾宏明、オートバイ編集部
▶▶▶写真はこちら|スズキ「GSX-R」「GSX-R400R」

スズキ「GSX-R」(1984-1987)解説&ヒストリー

画像: SUZUKI GSX-R 1984年

SUZUKI
GSX-R

1984年

400ccレーサーレプリカブームの火付け役となった名車

GSXシリーズ初号機にして400初のアルミフレーム採用、乾燥重量152kg&59PSのスペックでクラスを震撼させたGSX-R400。サーキット志向の16インチ+フルフローターに、高めのハンドルと扱いやすい特性でツーリングも軽快にこなす万能レーサーレプリカだ。

主なスペック

●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●総排気量:398cc
●最高出力:59PS / 11000rpm●最大トルク:4.0kgf・m/ 9000rpm●乾燥重量:152kg

フレーム&エンジン

クラス初のアルミフレーム採用で乾燥重量152kgを実現し、CBR400FやFZ400Rより10kg以上、鉄フレームのGSX400 FWより6.4kgも軽量だった。

画像1: スズキ「GSX-R」(1984-1987)解説&ヒストリー

水冷エンジン+集合マフラー

GSX400FWベースの水冷DOHC4バルブ直4・398ccにニューTSCC(ツイン・スワール・燃焼室)と大径バルブ、軽量内部パーツを採用し、59PS/11000rpmを発生する高回転ユニット。

画像2: スズキ「GSX-R」(1984-1987)解説&ヒストリー

GSX-Rヒストリー

GSX-R(1984)

初代400ccのレーサーレプリカで、59PSの水冷並列4気筒とアルミフレームにより152kgの軽量化を実現。4ストスポーツの時代を切り開いたエポックモデル。

画像1: GSX-Rヒストリー

GSX-R(1986)

初代コンセプトを継承しつつセッティング変更により公道性能と安定性を向上。レース志向の鋭さと市販車としての扱いやすさを両立した中期型モデル。

画像2: GSX-Rヒストリー

GSX-R(1987)

耐久レーサー直系の空油冷エンジン思想を発展させ、足まわりやディテールを最適化させ、レースシーンでの実績を重ねた熟成期モデル。

画像3: GSX-Rヒストリー

レアモデルも多数登場

GSX-R(HB)(1984)

黄×黒の特別カラーと専用グラフィックを採用した限定仕様で、蜂を連想させるカラーリングから、ファンの間で「ハニービー」と愛称された。

画像1: 【400ヒーロー列伝・フルカウルスポーツ編】スズキ「GSX-R」(1984)「GSX-R400R」(1990)

Sietto GP-1(1987)

共同石油(当時)のハイオク「Sietto GP-1」を冠スポンサーにしたヨシムラの耐久レーサーカラーで、白ベースにロゴを配していた。

画像2: 【400ヒーロー列伝・フルカウルスポーツ編】スズキ「GSX-R」(1984)「GSX-R400R」(1990)

YOSHIMURA GSX400R TORNADO(1985)

GSX-R400用TT-F3レースキットパーツ(外装・足まわり・ブレーキなど)を組み込んだコンプリートレーサー。空力重視の外装を特徴としていたマシンである。

画像3: 【400ヒーロー列伝・フルカウルスポーツ編】スズキ「GSX-R」(1984)「GSX-R400R」(1990)
画像4: 【400ヒーロー列伝・フルカウルスポーツ編】スズキ「GSX-R」(1984)「GSX-R400R」(1990)

スズキ「GSX-R」(1984)「GSX-R400R」(1990)写真

「400ヒーロー列伝」関連記事一覧

This article is a sponsored article by
''.