写真:松川 忍
▶▶▶写真はこちら|ホンダ「CBR400R FOUR E-Clutch Concept 」
ホンダ「CBR400R FOUR E-Clutch Concept」メカニズム概要
CBR400R FOURとCBR400R(2気筒)を比較

HONDA
CBR400R FOUR E-Clutch Concept(左・4気筒)
CBR400R (右・2気筒)
4気筒ながら2気筒に迫るコンパクトボディ
CBR400R FOURは、既存のCBR400Rより「面」で魅せる次世代CBRらしい斬新な造形が特徴で、フロントからテールまで滑らかでプレーンな面とシャープなラインでまとめられている。
一方、2気筒エンジンを積むCBR400Rは、従来通り、エッジの立ったスポーティなフルカウルとコンパクトなプロポーションが中心で、より軽快でベーシックなミドルスポーツ像に近い印象だ。
ラムエアが魅せるハイパワーユニット
新開発の4気筒エンジンは、ボアストロークは非公開ながら高回転志向の設計とされ、ダウンドラフト吸気レイアウトとラムエアを組み合わせることで吸入効率と高回転時の充填効率を徹底追求している。
スロットルはTBW化され、Eクラッチと連携することでライダーは通常どおりシフトペダルを操作するだけでよく、電子制御が常にエンジン回転と駆動力をマネジメントする構造だ。
シャシーは新設計のスチールフレームにアルミスイングアームを組み合わせ、CB400SFと基本構造を共用しつつ、CBR側はキャスター/トレールや重量配分をスポーツ寄りに見直している。
フロントはKYB製倒立フォーク、ブレーキはラジアルマウントの対向4ポットキャリパー+大径ディスクを装備し、リアにはリンク式モノショックを採用。
ダウンドラフト吸気に合わせてフレーム上部とエアクリーナー配置を最適化しつつ、シート前端を絞ることで、良好な足つきとニーグリップ性を両立している点も、このパッケージの技術的ハイライトと言える。
ホンダ「CBR400R FOUR E-Clutch Concept」エンジン&シャシー解説
エンジン

新開発の400cc4気筒エンジンはTBW(スロットル・バイ・ワイヤ)を搭載し、吸気方式もダウンドラフト化。ラムエアシステムやライディングモードも組み合わされ、ライダーは全域で力強いパワー感、ドラマチックな吸気音とスムーズで胸のすくような吹け上がりを堪能できる。

フルカウルの隙間から覗く4-1集合のエキパイは、美しく揃えられたレイアウトが特徴。メカニカルな魅力で4気筒らしさを強調している。エキパイは迫力、美しさと豊かなトルク特性を両立させるために二重管構造となっている。

触媒をアンダーカウル下に収めて下部の張り出し感を抑えつつ、前後へ流れる面の連続性と、スポーツバイクらしい低重心イメージを両立させている。

エキパイ部分はCB400スーパーフォアと同じ構造さが、サイレンサー部分はCBRオリジナル。バンク角を考慮した、下部を絞り込んだ形状のサイレンサーを採用。エンドピース部は質感高いマット仕上げのスチールだ。

クラッチレバー操作なしで発進・停止やシフトチェンジを可能にする電子制御クラッチシステムを搭載。渋滞からスポーツ走行まで操作負担を軽減。
クラッチレバー操作なしで発進・停止やシフトチェンジを可能にする、ホンダEクラッチシステムを搭載。渋滞からスポーツ走行まで、あらゆるシーンでライダーの操作負担を軽減する一方で、クラッチレバーを残しているので、いつでも通常のMT車として操作できる。
CBRとCBで異なるタンデムステップの構造
CBR400R FOURとCB400SFのタンデムステップは、取り付けボルト位置やステップ形状が大きく異なる。CB400SFには荷物用の積載フックも装備されている。
CBR400R FOUR

CB400 SUPER FOUR

