アップグレード仕様のSEを狙って作り込みを進める

画像1: アップグレード仕様のSEを狙って作り込みを進める

欧州仕様Z1を彷彿させるイエローボールの外装に、車体中央から覗くオーリンズ・リヤショック。そんなルックスからパッと見、’22年型からラインナップに加わったZ900RS SEがベースかと思ったが、異なっていた。オーナー・髙橋さんが「新たにZ900RSを手に入れて、SEに寄せてほしいと依頼したんです」という車両だった。ベースは2021年型のZ900RS。外装をその純正タイガーパターンから、SE純正のイエローボールに換装し、全体のイメージをまず近づける。

その先は“SEのSE的に、よりアップグレードを図ったカスタムにしよう”と各部に手が入る。髙橋さんはゼファー1100も所有し(2024年 4月 17日掲載)、そのカスタムもナップス仙台泉インター店の店長・榎本さんの助けを得ながら進めてきた。手の入れ方ほか何かを相談するとしっかりした回答があって、その助言やセンスに助けられていますという話だったが、この車両にもそれが適用されたということだ。

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コンセプト自体ははっきりしている。ショップ側でも髙橋さんの好みは分かっているし、先述のゼファー1100のようにコンプリートカスタムライクな作りとまとまりが完成ラインになるとオーナー、ショップの双方が理解している。

ならばあとは何をセレクトし、“SEのSE”と思わせるようなスパイスをどう振りかけるかだ。前者に対してはリヤショックに合わせてフロントフォークをオーリンズとし、フロントブレーキを換装。ここはあえてSE標準と異なるゲイルスピードでキャリパー、クロスロックディスクとともに揃える。その上で後者としてリヤブレーキもフロントに揃えてスイングアームも変更し、前後フェンダーをカーボン化、シートもノグチシート・ウルトラスエードに。ホイールもマルケジーニの特注ガンメタリックカラーに換えた。

結果として大きくアップグレードされたZ900RS、つまり狙い通りにZ900RS SEのSE=SEの上位バージョンという仕立てが具体化する。’25年11月2日に同店で行われたZ900RSミーティングでのデモ車両の1台として展示された。カスタムの見本にもなるような作りになったのだ。

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ステアリングステムとオーリンズ倒立フロントフォークはノーブレスト・E×Mパッケージを使い装着。ビレットライトステーもノーブレスト。細身のウインカーはリゾマFR130B ビジョンだ。

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ハンドルバーはBEET、フロントマスターとクラッチホルダーはゲイルスピード・エラボレートでフロントマスターのリザーバーキャップはアエラだ。ヨシムラPRO-GRESS2メーターを追加する。スロットルホルダーはアクティブで、ミラーにはマジカルレーシング・NK-1ミラーのタイプ1ヘッドを選択した。

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外装は'22年型Z900RS SEのイエローボール(メタリックディアブロブラック)に換装。フューエルタンク後部にはSPEEDRAのタンクパッドを貼っている。

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ウルトラスエード表皮のシートはノグチシート(野口装備)へオーダーしたものだ。

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スプロケットカバーはウッドストック製でステップはBEET。フレームキャップはヨシムラで、「46」の刻印が見えるドライブチェーンはD.I.Dの525VX3・VR46だ。

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エンジンはZ900RSノーマルでヨシムラのエンジンケースガードKITジェネレーターカバーPRO SHIELDを加え、目に付きやすいシリンダーヘッドカバーボルトはナップス仙台泉インター店オリジナルのベータチタニウム NAPSオリジナルヘッドカバーボルトKITに換える。本体以外ではナイトロレーシング・ラウンドタイプワイドラジエター/コアガード、同ダウンチューブKITを装着。ラジエーターキャップはアエラでホースはSAMCO。ECUはMotoJPで手を入れた。排気系はナイトロレーシングチタン“ウエルド”3DEXマフラーに原田消音器製チタンサイレンサーをセットしている。またフレーム前側にはアーキ・カーボンハイフローステムヘッドカバーセットも見える。

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リヤショックはオーリンズKA739でリンクプレートはアエラ。ゲイルスピード・製のリヤマスターシリンダーも装着した。

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フロントブレーキまわりはゲイルスピード・エラボレートフロント4Pラジアルキャリパーに同クロスロックディスクローターを組み合わせる。アクスルシャフトはウッドストックでブレーキラインはスウェッジラインを使う。

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リヤブレーキはゲイルスピード・エラボレート リア2Pラジアルキャリパーに、同じくゲイルスピードのモノフローティングディスクローターの組み合わせ。

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スイングアームはスカルプチャー・Z900RS専用ボルトオンワイドスイングアーム・アジャスタータイプ+スタビライザー。前後ホイールはマルケジーニ・アルミ鍛造のM7RSで特注ガンメタリック仕様で、サイズは純正に同じ3.50-17/5.50-17。いい意味で突出したところなく全体に高質さを出すような作りにも注目したい。

取材協力:ナップス仙台泉インター店

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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