こんなスタイルのバリエーションがあっていいと思える

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2011年から毎年6月にフランスの南西部、スペインに近い海沿いのリゾート地、ビアリッツ(Biaritz)で行われるホイール&ウエーブス・フェスティバル。サーフィンやスケートボード、ライブイベントにバイクのショーやミーティング、ダートトラックやラリーなどさまざまな要素を持ったイベントだ。そこにホンダは’20年以来、車種指定でのカスタムコンテストを行ってきた。参加者はここに集まる来場者同様にヨーロッパ全域から募る。ホンダディーラーやカスタムビルダーが対象で、エンジンそのものは手を入れないけれど、それ以外は基本的に自由。あとは走れることがベースになる。

’25年はGB350Sが指定車種となった。ヨーロッパ(EU加盟国)ではA2ライセンスの対象車で、新投入ではあるけれど身近な存在というモデル。ちなみにA2ライセンスは18歳以上で排気量制限はない(125cc以上)で出力が35kW(47.6PS)を超えない車両に乗れるというものだ。

さて、そのコンテスト(ホンダカスタムズ・コンペティション)で1位のハチマーン(1月28日掲載。そのハチマーンの詳細記事は“コチラ”で)との接戦の末に2位となったのがこの車両。ポルトガルのディーラー、ツバイスモト(TubaisMoto)による「ホンダ ミア(Honda Mia)」だ。

GB350Sのサイドカバーが持つ直線パートのイメージを全身に生かすようなレトロカフェレーサースタイルで、これは存在感のあるフロントカウルでも分かるように、1960年代のレーサーがメインモチーフという。その造形に合うように前後の14本スポークキャストホイールはワイヤスポークで編み直され、マフラーも特注のダウンタイプ&ブラック仕上げのテーパー形状に。シンプルな中にHondaトリコロールのイメージも取り込み、ブラックフレーム/ホイールリムと対比させる。こんなカフェレーサースタイル・バリエーションがあっていいと思える。

コンテストの優勝者は先の通り、意外なボバースタイルカスタム(イタリア製の“Hachimaan”)だったが、日本で投票したらこちらが優勝したかなとも思えるような仕上がりも見て取れた。

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丸く長いロケットカウルのようなフロントセクション。スクリーンは日本でも知られるMRA製だ。赤×白×青のホンダトリコロールとブラックアウトのシャシーも好対照だ。

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きゅっと引き締まったテールカウルのエンドはGB350S純正のシートエンドと同じ位置。1960年代レーサー/市販車はその後ろのテールカウルを持たなかったから、これもうまい解釈か。テールランプはしっかりLEDになり、フェンダーレス化もうまくまとめられている。

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薄いシートもかつてのレーサー風。GB350Sのサイドカバーが持つ上下のストレートラインもこのラインと一致する作り込みだ。

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GB350S純正のラインを踏襲しながらテール部分をややアップし、動感も作り出したブラックアウトのエキゾースト。ホイールは14本スポークのキャストから、ブラックリム+ワイヤスポークのチューブレスタイプに換わる。これらでもクラシックな雰囲気を強調しているのだ。

取材協力Honda Customs

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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