文:沼尾宏明、編集部 協力:バイカーズステーション(遊風社)
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カワサキ「Z1000R」(1982)各部解説

左右のメーター内にインジケーターランプを、ハンドルクランプ上のボックスにオド/トリップメーターを配置する。左の速度計はマイル表示。
![画像: AMAを制したワークスマシンのオーラを、そのままストリートに落とし込む―そんな時代の熱気を具現化したのが、1982年のZ1000R[Z1000-R1]である。Z1000J譲りの998cc空冷直4に、ライムグリーンの外装、専用ビキニカウル、KERKER集合管、段付きシートを組み合わせた“ローソンレプリカ”は、102PSのパフォーマンス以上に、エディ・ローソンのチャンピオンイメージを背負った記念モデルとして、空冷Zの歴史の中でも特別な存在となっている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2026/02/09/a71d8f00b60ddb190c262d7c51b926048c8dd962_xlarge.jpg)
AMAを制したワークスマシンのオーラを、そのままストリートに落とし込む―そんな時代の熱気を具現化したのが、1982年のZ1000R[Z1000-R1]である。Z1000J譲りの998cc空冷直4に、ライムグリーンの外装、専用ビキニカウル、KERKER集合管、段付きシートを組み合わせた“ローソンレプリカ”は、102PSのパフォーマンス以上に、エディ・ローソンのチャンピオンイメージを背負った記念モデルとして、空冷Zの歴史の中でも特別な存在となっている。

空冷DOHC2バルブ並列4気筒エンジンは、998.6cc・102PSを発揮し、Z1100GP由来のオイルクーラーを装備した。

エディ・ローソンのスポンサーだったKERKER製4-into-1メガホンマフラーを標準装備した。

上端に別体式ガス室を備えた金色のリアショックはショーワ製。Z1000-S1をイメージさせる仕上がりだ。
カワサキ「Z1000R (Z1000-R1)」主なスペック
| 全長×全幅×全高 | 2240×820×1230mm |
| ホイールベース | 1525mm |
| 最低地上高 | 120mm |
| シート高 | 775mm |
| 乾燥重量 | 222kg |
| エンジン形式 | 空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒 |
| 総排気量 | 998.6cc |
| ボア×ストローク | 69.4×66mm |
| 圧縮比 | 9.2 |
| 最高出力 | 102HP/8500rpm |
| 最大トルク | 9.3kgf・m/7000rpm |
| 燃料供給方式 | BS34キャブレター |
| 燃料タンク容量 | 21.4L |
| 変速機形式 | 5速リターン |
| キャスター角 | 29゜ |
| トレール量 | 115mm |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ280mmダブルディスク・Φ270mmシングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 100/90V19・120/90V18 |
カワサキ「Z1000R」の変遷
Z1000R(Z1000-R2)1983年

R2は“ローソンレプリカ”から“スーパーバイク・レプリカ”へ
1981〜82年のAMAスーパーバイクをエディ・ローソンとカワサキが連覇したことを記念して発売された。1982年型R1が「エディ・ローソンレプリカ」という色合いが強かったのに対し、1983年型R2はローソンがヤマハに移籍したことで、タンク上のローソンサイン入りステッカーも省かれた。


Z1100R(Z1100-R1)1984年

欧州市場の声に応えるかたちで1100が誕生
1983年、Z1000Rの生産が終了したあとも欧州市場でRモデルを望む声が強く、それに応えるかたちで1984年型として登場した。このモデルは空冷Z系の中でも“最後期”に位置し、排気量を1100ccに拡大し、さらにGPz系ヘッドを採用することで、大幅な高性能化を果たしている。






