アウトドアブームで人気を集めるCT125・ハンターカブは、1960年代のCA100Tから1980年のCT110へと続いた“トレールカブ”のDNAを現代に蘇らせたモデル。狩猟用トレールとしての実用性と、街中でも映えるスタイルを併せ持つ「リアルな相棒」だ。
まとめ:オートバイ編集部 写真:ホンダ、南 孝幸
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ホンダ「スーパーカブCT125・ハンターカブ」のルーツは「CT110・トレール110」(1980)

画像: Honda CT110 1980年

Honda
CT110
1980年

ハンターカブの系譜を築いたトレールモデル

スーパーカブ系をベースに北米などで親しまれた小排気量トレッキングバイク。105cc空冷4ストローク単気筒OHCエンジンと自動遠心クラッチ+4速リターンを組み合わせ、低速トルク重視の特性で未舗装路でも扱いやすい走りを実現した。

アップマフラーやスキッドプレート、大型キャリア、17インチタイヤなどの実用装備を備え、「野山を気軽に楽しむための軽量トレール」として、現在のCT125へとつながる系譜を築いたモデルである。

画像: 1960年代のホンダ「TRAIL50」の米国広告で、ハンターが銃と獲物を装備したカブ系トレール車をアピールし、「ハンティング用実用マシン」として訴求している。

1960年代のホンダ「TRAIL50」の米国広告で、ハンターが銃と獲物を装備したカブ系トレール車をアピールし、「ハンティング用実用マシン」として訴求している。

●主なスペック
エンジン形式:空冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量:105cc
最高出力:7.6PS/7500rpm
最大トルク:0.85kgf・m/6000rpm
車重:92kg
燃料タンク容量:5.5L
タイヤサイズ前・後:2.75-17・2.75-17

実はリアルなトレール車。その本質を現行も継承した

アウトドアに映えるワイルドなスタイルと高い走破性が魅力のCT125・ハンターカブ。ホンダリバイバル第3弾として、2020年にデビューした。

その直接的なモチーフは1980年に海外で登場したCT110。元々は初代スーパーカブC100をベースとするトレールバイク=CA100Tが元祖で、そこから発展したモデルだ。

CT110のエンジンはほぼ専用設計で当時のカブ系最大の105ccに到達。不整地に適したアップマフラーやロングサスを持つ本気仕様だ。1981年から国内販売されるも支持を得られず2年で生産終了。トレール110のペットネームを持つ北米仕様も1986年には生産終了となったが、トレール110はその後もオセアニア向けなどに生産が続き、1990年代に日本で人気が再燃した際、多くの車両が逆輸入された。

そんなトレール110も2012年で生産終了、2020年にCT125・ハンターカブとして復活した。スーパーカブC125を基盤としつつ、ハイマウント吸気口や剛性を高めたフレームなど、CT110の美点を継承。デビューと同時に大ヒットとなった。しっかり「本物」が受ける時代になったのだ。

画像: CA100T系トレールやCTシリーズの歴代モデルから、右手前の現行CT125ハンターカブへと連なるデザインとコンセプトの継承を示している。

CA100T系トレールやCTシリーズの歴代モデルから、右手前の現行CT125ハンターカブへと連なるデザインとコンセプトの継承を示している。

ホンダ「CT125・ハンターカブ」(2026)解説

画像: HONDA CT125・HUNTER CUB 2026年モデル 総排気量:123cc エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 シート高:800mm 車両重量:118kg 価格:49万5000円 発売:2026年2月20日

HONDA
CT125・HUNTER CUB
2026年モデル

総排気量:123cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:800mm
車両重量:118kg
価格:49万5000円
発売:2026年2月20日

林道から街中まで楽しめる“遊べる相棒”

スーパーカブC125をベースに悪路走破性と積載性を高めた原付二種レジャーモデル。 1980年代のCT110譲りのアップマフラーやアンダーガード、大型リアキャリアを備え、林道やキャンプツーリングから街乗りまで対応する万能トレッキングカブだ。

123cc空冷単気筒+4速リターンのクラッチレスミッションで低中速トルクを重視しつつ、優れた燃費と扱いやすさを両立し、ABSやLED灯火類も装備する。2020年に国内販売が開始され、2022年12月に新エンジンを搭載、リアショックにプリロードアジャスターが追加されるモデルチェンジが行なわれ、その後2025年にエキゾーストパイプのプロテクターとバックミラーの形状を変更するマイナーチェンジを受けている。

2026年モデルはメカニズム面では従来モデルをそのまま踏襲するが、カラーラインアップを変更。イメージカラーの「グローイングレッド」は継続となるが、新たに「アステロイドブラックメタリック」を追加。復活色となる「マットフレスコブラウン」とあわせ、全3色のカラーバリエーションを展開する。

また、今回から価格が改訂され、従来の税込47万3000円から49万5000円に変更となる。発売は2026年2月20日だ。

ホンダ「CT125・ハンターカブ」主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高1965×805×1085mm
ホイールベース1260mm
最低地上高165mm
シート高800mm
車両重量118kg
エンジン形式空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
総排気量123cc
ボア×ストローク50.0×63.1mm
圧縮比10.0
最高出力6.7kW(9.1PS)/6250rpm
最大トルク11N・m(1.1kgf・m)/4750rpm
燃料タンク容量5.3L
変速機形式4速リターン
キャスター角27°00′
トレール80mm
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク(ABS)・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)80/90-17M/C 44P・80/90-17M/C 50P
乗車定員2人
燃料消費率 WMTCモード値66.9km/L(クラス1)1名乗車時
製造国タイ
メーカー希望小売価格49万5000円(消費税10%込)

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