その姿は、まさに現代に蘇るレーサーレプリカ。 期間限定で登場し、瞬く間に注目を集めたXSR900 GP用のワイズギア外装セット。多くのファンを魅了したカラーリングの正体を、モチーフとなった2台のレジェンド・バイクとともに解説する。
まとめ:オートバイ編集部

レプリカ気分を現代で味わえる「XSR900 GP」用のワイズギア・外装セット

XSR900GPには、1980年代中盤の名車であるRZV500RFZ400Rをモチーフにした外装キットも用意される。キットには外装一式のほか、ノーマルにはないアンダーカウルやシートカウルまで含まれ、装着すれば往年のレーサーの雰囲気漂うフルカウル仕様に変身できるのだ。

元ネタのRZV500Rは、史上初となるWGP500レーサーの公道レプリカという衝撃作。1982年のGPに投入されたYZR500(0W61)と同時開発され、量産車で唯一となる2軸クランクの2ストローク水冷V型4気筒を搭載する。

車体色は1981~1982年のYZR500をはじめ、数々のスポーツモデルに採用された伝統の白×赤ストロボカラーをまとう。

最初で最後のヤマハ500レプリカとなったRZV500Rは今なお根強いファンが多く、中古車は入手困難かつプレミア相場。しかし、その雰囲気をXSR900GP+外装キットなら気軽に味わうことが可能だ。

画像: ▲ワイズギアのXSR900 GP用外装キットは、RZV500とFZ400Rをモチーフにした2タイプが用意され、期間限定販売(33万円)で発売された。現在、新規受注は終了している。

▲ワイズギアのXSR900 GP用外装キットは、RZV500とFZ400Rをモチーフにした2タイプが用意され、期間限定販売(33万円)で発売された。現在、新規受注は終了している。

画像: ▲燃料タンクごと着せ替え、RZV500RルックのフルカウルレーサーにXSR900GPを仕立てる外装キットで、強烈な存在感と話題性から予約段階で瞬く間に完売した。

▲燃料タンクごと着せ替え、RZV500RルックのフルカウルレーサーにXSR900GPを仕立てる外装キットで、強烈な存在感と話題性から予約段階で瞬く間に完売した。

▶〈外装キットのルーツ〉ヤマハ「RZV500R」(1984年)

画像: YAMAHA RZV500R 1984年

YAMAHA
RZV500R
1984年

2ストV4が刻んだ「キング·ケニー」直系ロードゴーイング·レプリカ

「2ストのヤマハ」を象徴するイメージリーダーであり、WGP500レーサー=YZR500(0W61)の公道レプリカとして開発。

専用の水冷V4を同社初のアルミフレームに搭載し、海外仕様は88PSをマークした。ベンチレーテッドディスクやジュラルミン鍛造ステップなど専用装備も数多い。フレーム構成や前後バンクで吸気方式が異なるなどYZR500の忠実なレプリカではなかったが、キング・ケニーが駆った0W61の雰囲気タップリだ。

排気量499cc・水冷2ストV4を50度バンクでコンパクトにまとめた2軸クランクYPVS搭載ユニットで、異なる吸気方式の前後バンクと4本チャンバーにより、中低速トルクと高回転の伸び、官能的サウンドを両立した。

▶〈外装キットのルーツ〉ヤマハ「FZ400R」(1984年)

画像: YAMAHA FZ400R 1984年

YAMAHA
FZ400R
1984年

XSR900 GPを彩る、FZ400R譲りのレプリカ外装

XSR900 GPに用意されたもうひとつの外装キットがFZ400Rカラーだ。FZ400Rはヤマハ初の本格4ストロークレプリカで、1984年の全日本TT-FIII初代王者に輝いたFZR400のベース車。4スト水冷直4をスチール製クレードルフレームに搭載し、好バランスと自在なハンドリングで人気を博した。

白をベースに、アッパーカウルのサイドやタンク上面を紺色とし、赤いストロボラインを配した車体色は、ワークスレーサーFZR400(下写真)譲りだ。

画像: ▲YAMAHA FZR400

▲YAMAHA FZR400

おまけ:ヤマハ「XSR900」は「RZ」のカラーをイメージ

画像: YAMAHA XSR900 2025年 税込価格:132万円 シルキーホワイト

YAMAHA
XSR900
2025年

税込価格:132万円
シルキーホワイト

パワフルな水冷3気筒を積むMT-09をベースに、RZ250など名車のエッセンスを加えたスポーツヘリテイジとしてデビュー。2022年型から2世代目に進化し、1980年代レーサーの雰囲気を強めた。2025年モデルではRZ250を思わせる白×赤の新色が登場した。

画像: YAMAHA RZ250 1980年

YAMAHA
RZ250
1980年

XSRシリーズは主にRZテイストを継承

圧倒的な性能で2ストローク車の革命児となったRZ250。レーサーTZ250を思わせるスタイルをはじめ、リッター当たり140PSのハイパワーと抜群の軽さ、オンロード量産車初のモノクロスサスペンションで当時のライダーを魅了した。

上位モデルのRZ350はさらに強烈な45PSを発生し、ナナハンキラーの称号も獲得。当時4ストロークにトレンドが移行しつつあったが、2ストレーサーレプリカブームの礎を築いた。

画像: ▲1981年登場のRZ350に採用された、ソノートヤマハレーシング由来のホワイト地にブルーラインを配した“ゴロワーズカラー”は、RZ250との差別化を図るために用意された。

▲1981年登場のRZ350に採用された、ソノートヤマハレーシング由来のホワイト地にブルーラインを配した“ゴロワーズカラー”は、RZ250との差別化を図るために用意された。

弟分の700&125もRZをリスペクト

RZ350に採用されたゴロワーズカラーのグラフィックをモチーフとしたカラーリングは、現行モデルのXSR125の新色「ベリーダークオレンジメタリック1(ブラウン)」に加え、XSR700の新色「ラジカルホワイト(ホワイト)」および「ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)」にも展開されている。

画像: XSR700 ABS 税込価格:100万1000円

XSR700 ABS
税込価格:100万1000円

画像: XSR125 ABS 税込価格:50万6000円

XSR125 ABS
税込価格:50万6000円

まとめ:オートバイ編集部

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