伝統と最新テクノロジーが融合する新たな「Z」が待ち遠しい！2026年2月14日発売のカワサキ「Z900RS」シリーズを一挙紹介

カワサキ「Z900RS SE」概要

現代技術で蘇る“Z1”最新電子制御を凝縮

先日開催されたジャパンモビリティショーで、カワサキの新型Z900RSシリーズが世界初公開された。新エンジンを採用し、電子制御スロットルとIMUを導入。走りも装備も大きく充実させた新型Z900RSシリーズを紹介する。

シリーズの最上級モデル「Z900RS SE」は、ブレンボ製M4.32キャリパーとΦ300mmディスク、ニッシン製ラジアルポンプマスターを組み合わせたブレーキにより、リニアかつ繊細な制動フィールを実現したモデルだ。 リアにはオーリンズS46ショックを採用し、優れた路面追従性と快適な乗り心地を両立している。

ゴールドのフロントフォークや赤いRSエンブレム、鮮烈なファイヤーボールカラーが外観の特別感を高め、USBタイプC電源とGPS対応前後2カメラドラレコも標準装備する。​

エンジンはカムプロフィール変更と電子制御スロットル（ETV）により、中低速の扱いやすさと高回転域の伸びをバランス良く向上。7cm延長されたメガホン形状サイレンサーとサウンドチューニングによって、重低音の効いた迫力ある排気音も手に入れている。

IMUを核としたKCMF、KTRC、ABSに加え、双方向クイックシフターとクルーズコントロールも標準化され、安心感とロングツーリングでの快適性が大きくレベルアップした。​

メーターは伝統の2眼アナログを継承しながら、クルコンインジケーター追加とスマホ連携「RIDEOLOGY THE APP」対応で機能性を強化。ハンドルはグリップ間を50mm短く、位置を38mm下げつつ手前にオフセットし、従来イメージを崩さずにスポーティな前傾ポジションを実現している。

シートはウレタン厚と発泡量を見直すことでクッション性を高めつつ、足つき性は据え置きとした。 伝統的なスタイルと最新テクノロジーを融合した“現代のZ1”として、2月の登場が待ち遠しい1台だ。

カワサキ「Z900RS SE」ライディングポジション・足つき性

ライダーの身長・体重：176cm・62kg

ライディングポジションはアップライトで扱いやすさことに大きな違いはないが、ライディングポジション自体は従来型よりも若干前傾姿勢になったことで、従来の乗り味を確保したまま、スポーツライディングも存分に楽しめるだろう。