文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
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カワサキ「KLX230 SHERPA S」各部装備・ディテール解説

車高を下げているのに伴い、最低地上高はシェルパの240mmに対して215mmにダウン。ボディカラーはSTD同様3色が用意される。

スタイリングはSTDのシェルパと同様で、違いは車名ロゴに「S」が付く程度。機動力確保のため車体はスリムに仕上げられている。

フロントマスクまわりのパーツはスタンダードのシェルパと同様。ヘッドライト下にはスタックパイプも標準装備する。

もともとのシェルパも845mmとシートは低めだが、Sでは825mmに20mmダウン。足つき性を高めたことで扱いやすさも格段に向上した。

液晶デジタルメーターは専用アプリ「RIDEOROGY THE APP」を介してスマホとの連携が可能。走行ログなどの確認、保存ができる。

ハンドルバーはスタンダードのシェルパ同様、DID製のテーパーバーを採用。走行風や障害物などから両手を守ってくれるハンドガードも標準装備される。

232ccの空冷OHCシングルは18PSを発揮。独特なエキパイの取り回しで管長を確保し、粘り強いトルク特性を実現する。

フロントフォークはインナーチューブ径Φ37mmの正立。ホイールトラベル量は158mmで、スタンダードより42mm少ないが、走破性は十分確保。

リアホイールはDID製リムを採用しチューブレスタイヤに対応。パンク修理が容易になるなど、利便性も大きく高められている。
カワサキ「KLX230 SHERPA S」動画・写真
The All-New 2026 Kawasaki KLX 230 SHERPA S ABS | Official Video
www.youtube.comカワサキ「KLX230 SHERPA S」主なスペック・燃費・製造国・価格
| 全長×全幅×全高 | 2060×920×1125mm |
| ホイールベース | 1355mm |
| 最低地上高 | 215mm |
| シート高 | 825mm |
| 車両重量 | 136kg |
| エンジン形式 | 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 232cc |
| ボア×ストローク | 67.0×66.0mm |
| 圧縮比 | 9.4 |
| 最高出力 | 13kW(18PS)/8000rpm |
| 最大トルク | 19N・m(1.9kgf・m)/6400rpm |
| 燃料タンク容量 | 7.6L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 24.4° |
| トレール量 | 96mm |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ265mmシングルディスク・Φ220mmシングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 2.75-21 45P・4.10-18 59P |
| 乗車定員 | 2名 |
| 燃料消費率 WMTCモード値 | 34.7km/L(クラス2-1)1名乗車時 |
| 製造国 | インドネシア |
| メーカー希望小売価格 | 66万円(消費税10%込) |




