まとめ:オートバイ編集部
スズキは現行モデルが続々と脱ガソリン化
▶GIXXER SF 250 FFV

二輪技術展示車(FLEX FUEL)
バイオエタノールを使用した新たなジクサー
スズキのスポーツモデル「ジクサー250 SF」にバイオエタノールが使用可能なフレックス燃料車が展示された。すでにインドでは発売されているモデルで、“FLEX”の名の通り、通常のガソリンも使用可能だ。
エタノール燃料は濃度が濃くなるほど、エンジンが冷えている時は燃焼しにくい特徴があり、これをECUの変更により対応。そのほか金属部品の腐食や摩耗に対応するため、燃料タンクからピストンリングなど各所に材質変更や表面処理が施されているとのことだ。

搭載されるO2センサーで排気中の酸素量を測定し、理論空燃比から燃料噴射量を判別しエタノール濃度を推定。問題発生時は警告灯でライダーに濃度管理を促す方式だ。
▶水素エンジン バーグマン

二輪技術展示車
水素エンジンにより走りと排気音どちらも楽しめる!
2023年のモビリティショーで参考出品された水素エンジンを搭載するバーグマンも技術展示。「排気音を楽しみながらも環境に配慮した乗り物に乗りたい」を叶えるべく、水素エンジン実現に向け、研究開発が進められている。
水素タンクのサイズの関係で「バーグマン400」より軸間距離が20cmほど長くなっているようだ。市販化についてはバイク専用の水素充填機がない関係で現状未定とのこと。今後の開発の進展に注視したい。

エンジン本体はバーグマン400のものを流用。前後長の長い水素タンクを搭載するため、エンジンは後方にオフセットされる。
▶E-VanVan

参考出展
往年のレジャーバイク「バンバン」がEVモデルに!
1971年に発売された「VanVan90」が何と時を超えてEV化! よりレジャー用途を意識したスタイリングで発表された。
「高揚感×個性をスマートに、移動が楽しくなる、新時代のカルチャーモト」をデザインテーマに掲げ、近未来的なカラーリング、レトロ感ある丸型の中空ヘッドライト、遊び心のあるバーエンドミラーなど、ホビーテイストな仕上がりとなっている。
免許区分は原付二種クラスな点も魅力。さらに原二選びの選択肢が広がりそうだ。

車体デザインは「デジタル」をテーマにした近未来的な仕上がり。迫力あるワイドタイヤや幅広のシートなど、乗りやすさも考慮されている。
▶E-Adress

参考出展
人気原二スクーター“アドレス”もEV化!
国内外で人気の高い原二スクーター・アドレスにBEVモデルが登場。今年の1月にインドで発表されたモデルで、日本では初展示となる。WMTCモードでは80kmと原二としては十分な航続距離を備え、ドライブモード・リバースモードを装備する。
その他キーレスシステム、スマホ連携可能なカラーTFT液晶メーターなど、先進装備を豊富に備えている。日々の通勤や買い物の足として、国内導入が待ち遠しいモデルだ。
電源はリチウムイオンバッテリーを使用し、家庭用コンセントの充電が可能だ。バッテリーは固定式を採用することでシート下17Lの収納を実現。
▶e-PO

参考出展車
ペダル付き電動モビリティ「e-PO」が進化!
スズキが2023年のジャパンモビリティショーでお披露目した原付一種クラスの電動モビリティ「e-PO」が改良を受け新型モデルとして登場。今回の改良点は多岐に渡り、フレームは新規形状となっているほか、前後ディスクブレーキに変更。モーター出力も調整されているようだ。
その他、積載に便利な折りたたみ機能や用途に合わせて選べる3つのライディングモードなど、汎用性の高さは健在。市販化もそう遠くはないだろう。

今回発表されたモデルは、これまでローラー式だったリアブレーキを前輪同様のディスク式に変更。制動力が大幅に強化されている。
まとめ:オートバイ編集部







