文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ホンダ「CB1000F SE コンセプト」の特徴

Honda
CB1000F SE CONCEPT
コンセプトモデル
予想発売時期:2026年1月頃
予想価格:160万円前後
噂のビキニカウル仕様は「SE」として登場する
1980年代に一世を風靡した名車・CB750Fをオマージュしたスタイリングに、CB1000ホーネット譲りの最新メカニズムを融合させた「CB」ブランドの次世代コンセプトモデル、それが「CB1000Fコンセプト」だ。
先日開催された鈴鹿8時間耐久ロードレースの会場で、そのヘッドライトカウル仕様となる「CB1000F SEコンセプト」が初披露された。
SE仕様はベースとなるFと基本的なスタイリングを共有しつつ、ヘッドライトカウルを備えることで独自の個性を主張している。さらに今回の展示車両では、前後ウインカーやリアフェンダーなども装着され、市販モデルを強く意識したフォルムへと近づけられていた。
またSEには、その存在感をさらに際立たせる専用装備が数多く採用されている。その代表例が、「CB」のロゴが刻まれた贅沢な仕上げのラジエターコアガードだ。これは走行中の飛び石からラジエターを保護するだけでなく、外観に高級感を加えている。
このほかにも、クイックシフター、グリップヒーター、専用シート表皮なども装備され、ワンランク上の完成度を演出している。
鈴鹿8耐でデモラン披露!

軽い! 速い! 音がイイ!
鈴鹿8耐前夜祭の目玉コンテンツのひとつとして注目を集めたのが「Honda CB スペシャル・ラン」。大勢の観衆が見守る中、話題のCB1000Fコンセプト、モリワキのレーシングカスタム、そして耐久レースで無敵の強さを誇り「不沈艦」と称された伝説の空冷レーサー・RCB1000の3台が、その迫力あるエキゾーストノートを響かせた。
デモランを担当したのは、宇川徹さん、丸山浩さん、岡田忠之さんの3人。丸山さんがCB1000Fコンセプト、宇川さんがモリワキ、岡田さんがRCBをそれぞれ駆り、会場を大いに沸かせた。

CB1000Fコンセプトに搭乗した丸山さんに印象を聞いてみたところ「CB1000ホーネットがベースでも、キャラクターとしてはCB1300SF 寄りな印象」だったそうだ。