文:小川 勤/写真:南 孝幸
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ロイヤルエンフィールド「クラシック650」各部装備・ディテール解説

エンジンがカッコいいとバイクの左面も映える。車体の中で空冷パラレルツインエンジンの存在感がとても強く、それがクラシックバイクらしさを強調する。

サイドカバーに沿うように美しい曲率が与えられたスチールフレーム。フレームはロイヤルエンフィールド傘下のハリスパフォーマンスが開発を手がける。

ヘッドライトと上部のタイガーアイはLED。ヘッドライトナセルも現代のバイクにはないディテールで、往年の英国車をイメージさせる。

メーターパネルにスピードメーター、メインキー、ナビのトリッパーを埋め込む。メーターのデジタル部分にはギアインジケーターも装備。

クラシックスタイルに欠かせないティアドロップ形状の燃料タンク。メッキが美しく、映り込む景色も楽しめる。タンク容量は14.8L。

空冷648cc並列2気筒エンジン。シリンダーとシリンダーヘッドには深いフィンを刻み、クランクケースカバーはアルミの地肌。磨き込むほどに輝きが増し、それが愛着となる。

マフラーはキャブトンタイプの2本出し。歯切れのいいツインサウンドを奏でる。リアサスは2本ショック。前後サスペンションはショーワ製を採用する。

ブレーキのタッチは優しく、それでいて握り込むと効力を高める味付け。タイヤはMRF製。日本ではあまり馴染みがないものの、路面追従性は高かった。

ライダー&パッセンジャーともにコストのかかった上質なシート。肉厚があり、座り心地がよく、長時間の走行でもお尻が痛くなりにくい。
ロイヤルエンフィールド「クラシック650」動画・写真
The new Royal Enfield Classic 650 twin | Stay Pure, Stay Classic
www.youtube.comロイヤルエンフィールド「クラシック650」主なスペック・製造国・価格
| 全長×全幅×全高 | 2315×900×1124mm |
| シート高 | 800mm |
| 車両重量 | 242kg |
| エンジン形式 | 空冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒 |
| 総排気量 | 648cc |
| ボア×ストローク | 78×67.8mm |
| 圧縮比 | 9.5 |
| 最高出力 | 34.6kW(47PS)/7250rpm |
| 最大トルク | 52.3Nm(5.33kgf・m)/5650rpm |
| 燃料タンク容量 | 14.8L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmシングルディスク・Φ300mmシングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19・140/70R18 |
| 製造国 | インド |
| メーカー希望小売価格 | 94万9300円~99万8800円 |
文:小川 勤/写真:南 孝幸




