葉月美優です。
前回と前々回は、テイストオブツクバでの山口銀次郎選手のレポートをお届けしました。今回は、ゼロ3クラスに参戦するKADOYA深野社長のチーム員としてのお話と、レース以外の見どころのお話です。

チーム名はKADOYA with TAGOS、マシンはGSX-R750、参戦クラスはゼロ3クラスです。
深野選手のチームでの私のお仕事は、主にアンブレラガールです。ウォーマーやスタンド係は他にたくさんたくさんいるので、待機中やグリッド上で深野選手が陽に当たって疲れないように傘をさします。

でもそれだけではちょっと寂しいので、預かるものを受け取ったり、必要なものを渡したり身の回りのできることを手伝います。こういうとき、自分もレース経験があると、今何をするべきなのかわかるので楽ですね。
深野選手には、心強いメカニックがたくさんついています。写真中央のメモを取っている男性は、大分の大きなバイクショップ“サンタバイク”で修行しているメカニックさんです。若いですが、スマホではなくこのマシン専用のメモ帳に手書きでメモしながらマシンを調整していました!


『ミスター・バイクBG』編集長山口選手のすぐ次に、深野選手のゼロ3クラスの予選がありました。今まで普通に見てきましたが、こうやって専門のメカニックが何人もついていたり、帯同するクルーがたくさんいるのってすごいですよね。


ゼロ3クラス予選
ゼロ3クラスとゼロ1クラスが混合で予選をするので、台数は25台を超えていました。そんな中で毎回そうなのですが、深野社長は自分のエンジンがかかるのが早く、早いうちからトップタイムを叩き出ししばらく1位にいるのです。


予選時間は15分、結果は3番手チェッカー。タイムは、1分2秒258、2番手との差は0.015秒! こんなの機械の差じゃないの〜と思うような秒差が普通にあるので盛り上がります。
この回は、とくにトラブルもなく優秀なクルーと、優秀な選手でしっかり成り立っていた予選でした。ということで、決勝レースは3番グリッドからのスタート! 前回は優勝、前々回はリタイアでしたが、今回はどうなるのでしょうか。決勝レースレポートは、また次回に。
レース以外の楽しみ
テイストオブツクバでは、レースだけでなく他にも様々なイベントがあります。例えば、出店ブースがあったり、プロライダーのトークショーがあったり。今回私が楽しみにしていたのは、ドーバーワンクラスのすぐ後に、ホームストレート上で開催されるダーケストコードのスタントショー。


ウィリーをしたり、煙を出しながら回転したり、走りながらバイクの上に立ったり。ただ、ウィリーするだけかと思っていましたが(それでもすごい!)他にも様々なパフォーマンスがあり、とてもカッコよかったです!




デカっ! リーダーのとしさんは、ハーレーダビッドソン FLTRロードグライドでもウィリー! 400kg近くありますよ。これを持ち上げるために、体重を増やしたそうです。

最後は、ピットウォールにより全員にハイタッチをしながら走っていて、私もハイタッチをしていただきました。

あれ? 山口選手なぜそんなところに入り込んでしまったの? ショーの途中で普通にコースを横断していましたね。実は、山口選手はダーケストコードチームの1人で、普段はMCなどをしているそうです。今回もMC担当の予定でしたが、スケジュールがバタバタすぎて他の方にバトンタッチ。

昔は、パフォーマンスをしていましたが足を悪くしてからやらなくなったそうです。でも、バイクの扱いは本当に上手です!
ずっと見てみたかったスタントショー、初めて生で見ることができて感動しました。とてもかっこよかったです。失礼ですが、昔は公道で青信号と同時に調子に乗ってウィリーしながら走っていくバイクばかり見ていたので、「ウィリーなんて。」と思っていました。でも、最近はこういったパフォーマンスに憧れるようになり、いつか私もウィリーできるようになりたいななんて思っています。

ということで、次回は深野社長の決勝レース!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
レポート:葉月美優
