文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
▶▶▶写真はこちら|新型「NT1100」の全体・各部・走行シーン(17枚)
ホンダ「NT1100」各部装備・ディテール解説

大型スクリーンは片手で5段階に高さ調節が可能。ウインドディフレクターも備え、高速クルージングは一層快適になった。

スタイリングは前モデルのものを踏襲しつつ、各部をリファイン。DCTのみのラインアップ。DCTも熟成が進んだ。

ヘッドライトはデザイン一新。ウインカー一体式の大型デイタイムランニングライト(DRL)を採用して精悍な顔つきになった。

メーターは6.5インチカラーTFTモニターとLCDメーターの2段式。3種類の表示モードを選択可能でアップルカープレイやアンドロイドオートにも対応している。

IMUなどから車両状況を把握し、路面状況に合わせた快適な乗り心地を実現するショーワ製電子制御サスペンション「EERA」を採用。

多彩な機能に対応するためにスイッチボックスはスイッチがズラリと並ぶデザインレイアウト。使いこなすには慣れが必要。

エンジンは圧縮比とバルブタイミングの変更で低中回転域のトルクを向上、スロットルバイワイヤによるスロットルバルブの開度設定も最適化された。

フロントフォークはΦ43mmの倒立式。310mm径のダブルディスクも採用し、足まわりのパーツはスポーツバイク並みの豪華さ。

サスペンションモードはURBAN、TOUR、RAINの3種類を用意。リアサスのプリロード調整は電子式で、手もとのボタン操作で変更可能。

メインシートは着座面積を20%アップ。クッション硬度も見直して快適性を向上。パッセンジャーシートは厚みや広さ、傾斜角を最適化している。

シート下にはETC2.0車載器を標準装備。ホンダ車ではまだ少ない標準搭載車の一台であることが、ロングツーリングを楽しんでほしいということを物語っている。
ホンダ「NT1100」動画・写真
【NT1100】NT1100スペシャルムービー
www.youtube.comホンダ「NT1100」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2240×860×1340-1510mm |
ホイールベース | 1535mm |
最低地上高 | 175mm |
シート高 | 820mm |
車両重量 | 249kg |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 1082cc |
ボア×ストローク | 92.0×81.4mm |
圧縮比 | 10.5 |
最高出力 | 75kW(102PS)/7500rpm |
最大トルク | 111N・m(11.3kgf・m)/5500rpm |
燃料タンク容量 | 20L |
変速機形式 | 6速DCT |
キャスター角 | 26°30′ |
トレール量 | 108mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W) |
燃料消費率 WMTCモード値 | 20.4km/L(クラス3-2)1名乗車時 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 184万8000円(消費税10%込) |
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸